2018/10/12

釣った後のアキアジの保管方法

さて、あっと言う間にアキアジシーズンも終盤戦になってきてしまいました。前回の釣行では、釣り上げた後のアキアジの保管方法に自分自身にも課題を感じました。今回、運良く港で何本かアキアジを釣り上げる事ができ、私の場合は釣り上げた後のアキアジは血抜きをしてスカリに入れ、保管していました。そのまま港に放置しておくと、身が悪くなる可能性もありますし、カラスやカモメ、キツネなどに荒らされる可能性があります。
港を汚すトラブルもありますので、血抜きする際は周囲を水で濡らしてから行います。水で濡らしておけば掃除はとても簡単になります。100均で売っているトイレ掃除やキッチン周り掃除のブラシを使えばササッと血は掃除できます。
今回はスカリに入れていたアキアジでトラブルが発生しました。スカリからアキアジが落ちてしまっていたという笑い話はよく聞く話なのですが、今回はカニです。銀ピカのアキアジがスカリに入っている間にカニに見事に食われていたのです。食われたのは胴体の一部分なのですが、見た目が悪くなってしまい、友人知人には送る事ができなくなってしまいました。結局そのアキアジは地元の友人に食べてもらう事になりました。

一方で、河口で釣る場合、道東など自然度の高いところではより注意が必要だと思っています。一般的に、釣れたアキアジは河口では自分の道具置き場の周りに放置する事が多く、私も過去はその様にしていました。(砂浜では砂に埋める場合もありました。)河口は港と少し違ってよく釣れる時間が短い一方で数は多く、数釣りには手返しの素早さが重要であるため、釣れたら〆て、針を急いで外してそのまんまというパターンがどうしても多くなってしまいます。川ばかりを気にしていると、釣ったアキアジをキツネに持ってかれる、カモメやカラスにつつかれて、目玉をとられて、人にあげられない状況になってしまうなどという経験がある人も少なくないかと思います。
これらの野生動物の中で最もリスクが高いと言われているのが、ヒグマです。ヒグマは決して攻撃的ではない動物とされていますが、力は圧倒的に強く、頭も良い為、一旦味を占めると何度も同じ事を繰り返すそうです。ですので、一度アキアジを獲られてしまうとその行動を繰り返すので、人にとっても危険となり、釣り場がクローズとなってしまいます。今年はカラフトマスシーズンにヒグマによる被害によって、フンベ川での釣りができなくなりました。ヒグマを寄せ付けない為にはアキアジを獲られない事が一番だと言われています。私が道内の知人から聞いたのは、まずアキアジを奪われない様にスカリや袋などに入れてまとめておき、ヒグマが現れた時に素早く管理できるようにしておく事、たくさん釣れた場合はある程度の数をとったら車などに保管しに行く事が大切との事でした。

折角の釣ったアキアジですから大事に扱いたいところです。

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