2012/06/23

釧路での海サクラ②

自らの大きなミス(ルアー不足、リーダーの不備)で、海サクラゲットの絶好の機会を逃してしまった私は小さな後悔とともに、茶路川をあとにしました。次の日もいけないことはないのですが、残念なことに台風が接近していて、海況及び天気が悪そうだったのです。

しかし・・・せっかくのチャンス・・・ダメかもしれないけれど、もう一度トライしてみようということで、一念発起。再度挑戦してみることにしました。午前1時には起床し、出発。同じポイントに到着してみると、車は2台と前日とうってかわって少なく、それぞれ札幌ナンバーと帯広ナンバーとやはり、地元の方はいませんでした。それもそのはず、小雨が降り始めていましたし、海を見ると既に台風のうねりが入っていて、波が2m以上です。
気分はブルーになりながら、3時頃出撃しました。その後、なんだかんだで、人も集まり始め、総勢20人くらいはやっていたでしょうか・・・前日最も釣れていたポイントに真っ先に入り、やっていると両隣にも人が入り、暗い間はオマツリしながらの釣行となりました。(画像は、6時頃です。釣り人は随分減っています。)



そして、前日釣れまくっていた時間(4時前)・・・まだ一本もとれません。そこにお隣さんの奥様とみられる方が登場。ひょいひょいと投げているとあっという間にアタリ!見事にサクラマスをゲットしていました。それを見て、周囲も気合が入ったのですがそこからは音沙汰なくなってしまいました。暫くしてまた奥様が戻ってきて、投げ始めるとまたもう一本!脱帽です。

近くではあがっているので、自分も頑張れば来るかもと思ったその時、ガガッと明らかなアタリ!おーっと思ったのですが、結局のりませんでした。でも、まだサカナはいるみたいです。チャンスと思い、一生懸命、遠投していると、ぐぐーんと重くなり、ヒット!こ気味良い引きに“今回はバレないでおくれ~”と願いながら、引いてきて、やっととれました。念願のサクラマス・・・














サイズは50cm弱と小ぶりだったのですが、自分にとっては初のサクラマスです。とってもうれしく感じました。釣れてくれたサクラマスに感謝。その後、6時前まで頑張ってみたのですが、全体でも釣れず、釧路をあとにしました。粘ってみて本当によかったと思う今回の釣行でした。

2012/06/21

釧路での海サクラ①

サクラマス、本州では幻の釣り物とも言われ、九頭竜川などでは、冬場に人気のターゲットです。そのサクラマス、北海道ではサーフで普通に釣れるとの話を以前、函館の釣具屋さんで聞き、是非トライしてみたいと思っていました。

そして、今回チャンス到来!たまたま北海道に行く時期に、釧路のフィッシュランドさんのブログを見ていたら、“爆釣”と書いてあります!“!!!!”ってことで、そのフィッシュランドさんへ出向き、状況を確認したところ、茶路川近辺で釣れているとのこと。時間は朝マズメが理想とのことでした。

タックルは、竿やリールはアキアジとほぼ一緒でOK。唯一違うのが、ルアーです。通常のジグ(28~40g)もしくは重めのミノーを使うのだそうです。その際のフックはシングルフック、トリプルフックと両方あるのですが、フィッシュランドさんでは、シングルをすすめられました。色はピンク系、ブルー系にアタリがあるとのことでしたので、ブルー系を2個購入、ウェダーも買って、午前2時くらいに出撃。
釣り場に2時30分くらいに到着すると、そこには何台も先行の車が・・・ただ浜辺には誰も降りていなかったので、しばらくほかのみなさんを観察。3時くらいになって、続々と浜へ向かい始めましたので、自分もウェーダーをはいてあとを追いかけました。恐らく最初にみなさんが入られたポイントが最も実績のあるポイントと想像して近くに陣取り、実釣開始・・・と思ったら何と、一投目からルアーをロスト!!!リーダーの接合がうまくできていなかった為、リーダーごと吹っ飛んでしまいました・・・自分のがさつさに腹が立ちましたが、仕方無し。しかし、結局これがあとに響きます・・・

気を取り直して、PEラインにジグヘッドを直結し、再スタート。しばらくすると、10mくらい向こうの人にアタリ!しっかりゲットしていました。海サクラでした。これはひょっとしてと思いながらの2投目、遠投(50mくらい)して糸ふけをとって引き出した直後、グングンというアタリ!“オーッキタァァ”と思って、やりとりを開始。軽快なファイトに“初サクラがこんなに簡単に釣れていいのか!?”などと思ってリールをガンガン巻いていたら、急にフッと軽くなり、無念のフックアウト・・・
気を取り直して、再度トライ。しばらくは周囲も釣れていませんでしたが、完全に明るくなった午前3時30分頃、周囲がバタバタとヒット・・・そして、自分にも再度チャンス!グングンというアタリでやりとり開始!“今度こそ!!”と思いながら巻いているととなりの方とオマツリ!そしてまたもや無念のフックアウト・・・海サクラは人気ターゲットの為、アキアジくらい釣り人が多いのです。大体、3m間隔くらいで人が入っていました。ウキルアーと違って、自分のルアーがどこにあるかがわかりづらいこともあって、オマツリの頻度はどうしても高くなってしまいます。
無念の2バラシからまた気を取り直して釣り開始。ほどなくして、またもやオマツリ。解き終わってルアーを回収しようと思ったところ、今度は根がかり。ウキルアーと違って、“ウキ”がありませんので、オマツリすると、自分のルアーは着底してしまい、根がかる確率が上がってしまうのです。
結局そのまま、ルアーは回収できず、撤収せざるを得なくなりました。午前4時前、まだまだ釣れる時間帯だっただけに無念の一言です。

今回の教訓は以下の通りです。
① サクラマスは意外とバレ易いので、取り込みは最後まで注意が必要。
② リーダーシステムは上手にくまないと悲惨なことになる。
③ アキアジと比べてオマツリし易く、そのあとのリスクも高い。
④ やはり、ルアーは一定数持っていたほうがよい。

上記教訓を得ただけで、初日の釣行は終了してしまいました。
画像は今回利用したジグです。

2012/06/11

福井 完全ふかせ釣り その2

前置きばかり長くなってしまいましたが、梅雨に入ったばかりの雨の中、鷹巣に向けて出港となりました。3ヶ月前に予約していたので、自分の友人の馴染みの船(若手の船頭さん)に3名で乗船。真っ先にポイントに着いて、すぐ一流し。全くアタリがありませんでしたので、ちょっと移動し、また一流し。70mくらいのところで、まず、友人の同僚にアタリ!そしてすっぽ抜け・・・続いて自分の友人にアタリ、そしてまたもやすっぽ抜け・・・そして自分にも来ました!ふかせ釣りですので、アタリは竿先ではなく、リールの回転が上がることでわかります。みんなすっぽ抜けていたので、しばらく走ってもらって、合わせてみると、なんとか針掛り。電動で巻き上げると不安でしたので、手巻きで上げました。
この釣りは、天秤とかクッションとかを使いませんので、マダイの引きと重みをダイレクトに味わえることが醍醐味です。電動であげる方が多いのですが、自分は引きを味わいたいので、電動を使いながら、鯛がかかったら手で巻き上げています。マダイが首を振るのもよくわかり、純粋に楽しいのです。
このあとはポツポツと釣れ続け、沖上がりまでに各9枚、8枚、7枚総計24枚と良い釣りができました。近くに数隻いたのですが、他の船はそれほど釣れていないとの情報でしたので、やはり船頭さんの力量が大きかったです。
ちょっと贅沢な釣りなので、年一回しかくることができませんが、楽しく釣ることができました。

福井 完全ふかせ釣り その1

年に一回の福井遠征を行いました。

福井といえば、玄達瀬のヒラマサ中心の大物釣りが最も有名ですが、鷹巣沖の完全フカセ釣りも有名です。仕掛けはいたってシンプル、ハリス5号か6号、6m、針はマダイ針、グレ針などの11号、12号の2本針もしくは3本針です。それを、フロロの道糸にそのままつけておしまい。あとは、針とオキアミの重さとサルカンの重さだけで、漂わせるというものです。その時に、オキアミの撒餌も適度に撒いていきます。
仕掛けはシンプルなのですが、意外と奥が深い釣りです。まず、潮の流れに合わせて、フロートをつけます。フロートの有無によって、釣果も変わってきますので、その日の潮の流れを読むことが非常に重要になります。鷹巣は、2枚潮、3枚潮にもなりますので、私のような初心者はとてもじゃないですが、自力で潮をよむことはできません。従って、船頭さんの腕がさらに重要です。
いい船頭さんなら、1日20枚、30枚も夢ではないのですが、やる気のない船頭さんですと、ひたすら同じところでコマセを撒いて、坊主で終了ということもありえてしまうのです。

また船の予約のシステムも関東とは違います。船宿直接の申し込みではなく、仲介するショップがあって、そこが船を斡旋します。できればそこで、腕の立つ船に当てて頂くよう、交渉するのがいいかと思います。ふかせ釣りは、海況によっては150m以上ラインを流す事もありますので、あまり大人数ではできません。従って、2名~3名の貸切が多く、費用も一人2万くらいはかかってしまいます。玄達瀬になれば、その倍以上ですから高価な釣りです。よって、自分に合う船頭さんでないとストレスがたまってしまうのです。