2012/10/23

アキアジのルアー検証 ぐるぐるサーモン VS スーパーブラー

昨年、道南でアキアジ釣りをした際、地元の船頭や釣り人に、“ぐるぐるサーモンなんて釣れないよ!”と少々馬鹿にされ、意地になってぐるぐるサーモンだけで何本か釣りました。今年は、道東ではそれほどポピュラーでない、スーパーブラーで釣り上げてみようと思い、トライしてみました。

ただ、今年はまず、色の実験を行う事が先決でしたので、黄色や青のシートを貼り付けたぐるぐるサーモンで釣ったあとに、スーパーブラーを使ってみました。すると、やっぱりスーパーブラーでも普通に釣れます。ぐるぐるサーモンは泳ぎが比較的派手ですので、タコベイトをアピールさせるのに、効果があるように感じますが、スーパーブラーの長所はとにもかくにも飛距離です。ぐるぐるサーモンもスプーンと比べれば飛距離はでるのですが、スーパーブラーは小さいながら重さが60gまでありますので、逆風の中でもかなり飛んでくれます。実際、今回の遠征でも群れの居場所がかなり遠く、そこまで飛ばせた人だけが釣れるといった条件の中では、絶大な効果を発揮しました。
従って、現在自分のタックルボックスには、スプーン系のルアーは皆無です。全てぐるぐるサーモンか、スーパーブラーです。この2種類の組み合わせで当面は充分かなと思われます。

2012/10/22

アキアジ ルアー、タコベイトの色 実験編

第3回の遠征をマイレージを利用して行ってきました。
前回の遠征でそこそこの数をゲットしましたので、今回はこれまでの疑問に対しての実験を行うことにしました。
まず、やってみたのが、ルアーの色に関してです。アキアジは色の判別が濃淡でしかできないと言われています。だとすれば、あまり使われていない色でも光の反射さえあれば食ってくるのではないかと仮定し、実験してみました。
ルアーはぐるぐるサーモンをベースに黄色のシールを貼り付けました。タコベイトも重要だと思いましたので、これは黒にしました。通常はピンクか赤をすすめられますので、比較的イレギュラーなカラーです。実際二つを並べてみると、阪神タイガースのようになってしまいました。














そしていざ実釣。まず最初の場所はオンネベツ川。10月8日の昼でしたが、周囲も比較的釣れている中で、やってみたところ、数投目でアタリ!フッキングにはいたりませんでしたが、アキアジが反応したのは間違いありません。が、その後なかなかあたらず、“あれれ、どうしよう・・・”と焦り始めたところに、ゴンゴンというあたり、フッキングもうまくいき無事、一本目のメスをとることができました。周囲はブルピン系が多く、黄色ユーザーはいませんでした。またタコベイトも赤系がメインだったようです。第一段階の実験はうまくいきました。
続いてウトロの漁港で実験。その日は短時間の釣行だったのですが、上記ルアーでメス2本をゲット。もう一つ試したかったスーパーブラー(赤、銀)でもう1本、あげることができました。その時間までの釣果ではトップクラスの釣果でしたので、やはりルアーの色、タコベイトの色は仮説通り、釣果にはあまり関係ないのではないかと現段階ではなりました。

2012/10/05

2012年 道東遠征 アキアジ釣り 第2弾 ③

今回の釣行の最終日も朝は港でやりました。前日ほどではないものの、早いうちから跳ねが聞こえ(暗いのでぼんやりとしか見えません。)点滅するケミホタルをつけて3時30分くらいからスタート。この日は前日の情報があった為か、早くから釣りをはじめている方たちが多く、自分は前日とほぼ同ポイントでベテランさんと若者3人のあいだに入りました。
暫くすると、バシャバシャという音とともに、お隣の若者にヒット!ところがその男の子は、竿から離れていたようで、慌てて戻ってきたものの、途中でコケてしまい、バラシ。そのまま10分ほど、自分のルアーにもぞもぞ感。ふた呼吸くらいおいて、ゆっくりあわせてみると、ヒット!少し追い合わせを入れて、やりとりを開始しました。今回は前回の反省をいかし、玉網を片手に用意したのですが、今度は暗くてよく見えません・・・結局隣りのおじさんにお願いをして、玉網入れをしていただきました。釣れたのは70cm超のオス。少し色が入っていたため、リリースしました。
その後、2本を追釣しましたが、難しいなぁと思ったのはやはりタナの調整です。前回の教訓から、日が昇ったら、タナを深めに・・・とやったのですが、横で5本とった若者は結局浅いタナのまま、釣れ続けていました。奥が深いのか、それとも単純なのかよくわからないですね・・・
画像は唯一キープしたメスです。ブナがかっていましたが、良いイクラがとれました~

2012/10/03

アキアジウキルアー釣り ウキ&ウキ下編

港にて日の出まで比較的好調だった自分は周りでも本数でトップを走っていたはずでした。ところが、一定の時間がたつとピタリと自分の竿に魚信が来なくなりました。そんな自分を横目に両隣の方々はどんどん数を伸ばしていきます。ルアーを変えたり、餌を変えたり、色々試してみましたが、全くアタリがありません。

なぜでしょうか?

答えは“タナ”でした。港湾部でのアキアジ釣りではタナがとても重要です。止別の様に河口部ですと、そこそこいい加減なタナでも食っては来る(ウキ下を深く取りすぎると根がかりがありますが)のですが、港湾部ですと、タナをうまく合わせておかないと、釣りにならなくなってしまいます。いつもでしたら、タナを探りながら釣りをするのですが、この日はいきなり数本獲れてしまった為、タナのケアがおろそかになっていました。困っている自分を見て、お隣の方が、“今はこれくらいだよ~”と言って、ウキ下をみせてくれました。すると、これまで自分が流していたタナよりも1mばかり、深かったのです。これまでの経験では、アキアジの場合、夜中から朝マヅメにかけてはタナが浅く、日が昇るとだんだん深くなっていくようです。時間にあわせたこまめなウキ下調節が大切ではないかと思われます。
また、ウキもアキアジタックルの中では意外と大事だということに最近になって漸く気付きました。ここのところもっぱら使っているのはアキアジクルセイダーのM~LLです。このウキは37のケミホタルを取り付けることも可能ですので便利です。サイズはその時のルアーの重さや、飛ばしたいかどうか、周囲に釣り人がいるかどうかで決めています。サイズが小さい方が飛距離を出しやすいのですが、その分視認性が低くなりますので・・・色に関しては周囲がイエローが多い時はオレンジ、オレンジが多い時はイエローを使っています。

少し脱線してしまいましたが、タナを教えていただいた後、スーパーブラー40gのピンクで何とか1本追釣することができました。お隣さんには本当に感謝でした。

2012/10/01

2012年 道東遠征 アキアジ釣り 第2弾 ②

初日になんとかボウズを回避できました。これはその次の日以降、気持ちが非常に楽になる出来事です。オンネベツで会った方と翌日の天気の話をしたところ、“波が高くなる予報の為、川よりも漁港の方がいいであろう”とのこと。従って、翌日は斜里町の漁港(日の出漁港)に行ってきました。午前3時くらいに現地に到着。まだどなたも釣りをしていなかったので、真っ先に開始しました。すると、一投目からなんだかググッというあたり!そこはフッキングできなかったので、以前あったガヤ(エゾメバル)のあたりかな?などと考えて2投目を投げて少々巻くといきなり仕掛けがひったくられました。やはりアキアジだったのです。迂闊なことに“最初はどうせ釣れないだろうな・・・”なんて思いで玉網を用意せずに釣りを始めてしまいましたので、そこから暫らくアキアジと1対1の時間を過ごさざるを得なくなり、お隣の方が見えた瞬間、挨拶もそこそこに玉網入れをお願いするという事態になってしまいました。あがってきたのは、70オーバーのオス。至福のひとときでした。そんなエピソードもありましたので、他の釣り人たちと、玉網入れをしてあげたり、して頂いたりと和やかな一日(朝)となりました。
この日は前日夕方に新しい群れが入ってきたようで、全体的によく釣れていました。朝のうち、3本まではペプシカラーのぐるぐるサーモン+黒タコベイトでゲット。そのあと2本は青いシートを自分で貼り付けたぐるぐるサーモンでとりました。自分で少し工夫したルアーで釣れるとなんとも言えない嬉しさがありますね~
実はこのあと、他の方と比べて、ガクンと釣果が落ちてしまいました。その理由の検証はまた次に考えたいと思います。