2018/12/02

今期、ボウズにて終了。アキアジ釣りのマナーやモラルについて

先日、3連休を利用して函館に最後のアキアジ釣りに行きました。函館は例年通り、ゴムボートを使っての釣りです。結果は見事にボウズ。残念な遠征となりました。魚がいなかったわけではなく、自分の竿にサカナがかからなかったという“ウデ”の差が出た結果でした。

さて、今シーズンも各釣り場で釣り人のマナーやモラルの欠如によるトラブルが多く見受けられました。本来の駐車スペースに車を置かない為、その奥で業務がある大型車両が通行できなくなった問題、道の駅の使い方の問題、立ち入り禁止の看板を外してしまった問題、野生動物との軋轢の問題、釣り人同士のトラブルなどです。このままだと私たちがゆっくりとアキアジ釣りを楽しむ事ができなくなってしまうと感じています。既に来年については知床の港や川などの釣りが禁止になるのではないかという噂が出ています。

釣り場でよく話すのは”数年前まではのんびりアキアジ釣りができていたのにね”という話題です。最近は大好きだった知床の川でさえ、隣の人と肩が触れてしまうような状況となりその日の釣りを諦める事もありました。人口が減少し、それと共に釣り人も減っていると言われている日本ではアキアジ釣りの人だけが増えたのではないと思っており、釣ってもOKの場所が減少した結果が、今の状況を生んでいるのではないかと個人的には考えています。自分を含めた釣り人がマナーを変えていくか、ライセンス制度などのルールの導入がない限り、知床周辺でアキアジ釣りはできなくなってしまうのではないかと個人的には危惧しています。

またここ最近、ゴムボートやプレジャーボートからのアキアジ釣りも増えてきました。のんびり釣りをできるのですが、こちらも漁業との軋轢などが言われてくるようになってしまいました。自分自身も反省をしながら、本数制限等自分自身のルールを作ってこれからもアキアジ釣りができるといいなと思っています。

2018/10/12

釣った後のアキアジの保管方法

さて、あっと言う間にアキアジシーズンも終盤戦になってきてしまいました。前回の釣行では、釣り上げた後のアキアジの保管方法に自分自身にも課題を感じました。今回、運良く港で何本かアキアジを釣り上げる事ができ、私の場合は釣り上げた後のアキアジは血抜きをしてスカリに入れ、保管していました。そのまま港に放置しておくと、身が悪くなる可能性もありますし、カラスやカモメ、キツネなどに荒らされる可能性があります。
港を汚すトラブルもありますので、血抜きする際は周囲を水で濡らしてから行います。水で濡らしておけば掃除はとても簡単になります。100均で売っているトイレ掃除やキッチン周り掃除のブラシを使えばササッと血は掃除できます。
今回はスカリに入れていたアキアジでトラブルが発生しました。スカリからアキアジが落ちてしまっていたという笑い話はよく聞く話なのですが、今回はカニです。銀ピカのアキアジがスカリに入っている間にカニに見事に食われていたのです。食われたのは胴体の一部分なのですが、見た目が悪くなってしまい、友人知人には送る事ができなくなってしまいました。結局そのアキアジは地元の友人に食べてもらう事になりました。

一方で、河口で釣る場合、道東など自然度の高いところではより注意が必要だと思っています。一般的に、釣れたアキアジは河口では自分の道具置き場の周りに放置する事が多く、私も過去はその様にしていました。(砂浜では砂に埋める場合もありました。)河口は港と少し違ってよく釣れる時間が短い一方で数は多く、数釣りには手返しの素早さが重要であるため、釣れたら〆て、針を急いで外してそのまんまというパターンがどうしても多くなってしまいます。川ばかりを気にしていると、釣ったアキアジをキツネに持ってかれる、カモメやカラスにつつかれて、目玉をとられて、人にあげられない状況になってしまうなどという経験がある人も少なくないかと思います。
これらの野生動物の中で最もリスクが高いと言われているのが、ヒグマです。ヒグマは決して攻撃的ではない動物とされていますが、力は圧倒的に強く、頭も良い為、一旦味を占めると何度も同じ事を繰り返すそうです。ですので、一度アキアジを獲られてしまうとその行動を繰り返すので、人にとっても危険となり、釣り場がクローズとなってしまいます。今年はカラフトマスシーズンにヒグマによる被害によって、フンベ川での釣りができなくなりました。ヒグマを寄せ付けない為にはアキアジを獲られない事が一番だと言われています。私が道内の知人から聞いたのは、まずアキアジを奪われない様にスカリや袋などに入れてまとめておき、ヒグマが現れた時に素早く管理できるようにしておく事、たくさん釣れた場合はある程度の数をとったら車などに保管しに行く事が大切との事でした。

折角の釣ったアキアジですから大事に扱いたいところです。

2018/09/15

2018年アキアジ開幕 止別川に規制がかかる!

2018年のアキアジ釣りがスタートしました!今年の大きなトピックの一つはシーズンイン前に発表された道東アキアジの最大人気スポット、止別川の河口規制でしょう。例年9月1日に釣り解禁となり、北海道だけでなく日本各地から釣り人を集めていた止別川に河口規制がかかってしまったのです。これによって、これまで止別に集まっていたアキアジハンターたちは各地に散る事になり、どこの釣り場が混雑するのかがわからなくなりました。
この規制には表向きの理由とそれ以外の理由があると言われていますが、我々釣り人のマナーや釣り人同士のトラブルが遠因となっているのも確かだと思われます。先日ウトロの道の駅の状況が全国放送されてしまったなど、道東のその他の地域でも釣り人に対する規制はどんどん強まっており、私たちが釣りを楽しめる場所が少なくなってしまう可能性を感じています。あくまで個人的な意見にすぎませんが、未来の釣り人たちの為にもそろそろライセンス制や海外の事例などを参考にしっかりとしたルールを定めていかないとならないのではないかと思います。

さて、2018年についてはアキアジの回遊量は多いのではないかという予測が出ており、最も早く回遊する太平洋では比較的良い状況が聞こえてきています。自分がホームグラウンドにしているオホーツク海エリアでも例年より早くからアキアジの情報がありました。今回の釣行は3泊4日、できるだけ混雑を避けて河口を中心に狙ってきました。直前に道央を中心とした地震があり、被災された皆様にはお見舞い申し上げたいと思います。釣行キャンセルも考えましたが、道東には停電以外の被害は少なく、風評被害による観光の停滞が予測されましたのでここは現地に行って、消費する事で少しでも地元経済のたしになればと考えました。

今回の釣行では5年魚と思われる80cm以上のオスが2本、70cm台のオスが2本、メスが1匹釣れました。出だしとしては上々です。今年のヒットルアーは、ぐるぐるサーモンワイドの青、ブルピン、通常のぐるぐるのブルーあわびと昨年のエース、アトムもどきでした。
昨年活躍したアトムもどき(愛称毛虫ルアー)はエサ無しの釣り方に相性が良いのかもしれません。カラフト釣り名人のルアーマンの方からアドバイスをいただいた際、ルアーだけで釣る時はアクションを多少入れた方が良いのではないかと言われました。エサ付きの場合、ただ巻きをしていてもエサが水の抵抗を受けて、ルアーを動かすのですが、エサ無しだとそれができない為、アクションを少し入れた方がアキアジの食い気を誘うかもしれないとの事です。アトムもどきはルアーだけでも水中でよく動きますので、エサ無しでも強いのかもしれません。但し空気抵抗も受けやすい形状であるため、投げた際のコントロールにずれが生じてしまう事と距離が出ないのが弱点だと思います。

天候にも恵まれアキアジも釣る事ができ、全体的には満足できる釣行でした。ただヒグマとの遭遇もありましたので、その点については次に書きたいと思います。
画像は今年1本目のイクラです。まだ柔らかいので味噌漬けにしました。

2018/08/24

カラフトマス2018 (ウキふかせは難しい(涙))

久々に道東に行ってきました。今回は2泊3日の釣行でしたが、途中時化てしまったので竿を出せたのは僅かでした。アキアジも一部では釣れているとの事で、行ってみようかとは思ったものの、友人はカラフトをやるとの事で、気の弱い自分もそちらにチェンジ、カラフトマス釣りに挑戦しました!
仕掛けは自分が不得意なウキふかせ。アキアジより一回り小さなタコベイトを使い、エサも使いました。今回のエサは初めて使うエビとイカ。
時化後という事で、釣れるかも・・・と臨んでみたところ、いきなりアタリ!2、3呼吸おいてから合わせてみたところ、見事なすっぽ抜けとなりました。
そこからバラシの連続で5回くらいバラシた後に余所見をしていたところ、カラフトマスが向こうアワセで釣れてくれました。フカセ釣りはルアーと違って、糸がふけてしまっている事が多く、アワセのタイミングが難しく感じました。一本とってからは自らの技量の無さにアワセはあきらめ、向こうアワセで釣る事にしました。
結果は3ゲット、9バラシ・・・3本もとれましたので、上々の結果だったと思います。しかしながら、自分の技術は上達しておらず、いつになったら平均レベルの釣り人になれるのやら・・・
今回勉強した事を以下にまとめます。
① ウキふかせはやはりアワセのタイミングが難しい
② エサは付けた方が良いがこの釣行ではエビがヒットだった。
③ カラフトマスはアキアジと比べると口が柔らかいので、大アワセは必要なく、逆にライントラブルなどの元凶となってしまう。

また機会があったらカラフトマス、やってみたいところです。

2018/05/29

鷹巣沖のマダイ釣り

年に一回、恒例の福井県鷹巣沖のマダイ釣りに行ってきました。毎年この釣りについては、書いていますが、まさに“大名釣り”です。
まずは、釣り船を紹介してくれる釣り具屋さんに連絡をし、船をとってもらいます。この段階が結構重要で、自分の釣りの腕や好みなどをしっかりお話しして、船を選んでもらいます。
これまでも何度か書いているのですが、単純に見える完全フカセ釣りは、針やスナップを変えたり、がん玉をかませたり、もしくはウキを通したりする事で釣果が変わってくる繊細な釣りです。その工夫をする事が楽しい人は自由に釣らせてくれる船を探してもらえますし、自分の場合は、一年に一回の釣行で、技術的には未熟ですので、船頭さんが色々工夫してくれる船を選んでもらっています。ですから初心者同士で釣行しても10枚以上釣る(釣らせてもらえる)事も可能なのです。
一旦船に乗ったら、あとは船頭さんにおまかせです。釣れたら、取り込み、針外し、魚の処理、針の交換などもやってくれる事があります。殆どの船は貸切なのですが、乗り合いもあります。貸切になると一人2万~3万円くらいになってしまいますので、他地域の船釣りと比べても高いのですが、マダイ1枚あたりのコストで考えると決して高くはないのかもしれません。一年に何度も行ける釣りではないのですが、楽しい釣りだと思っています。

さて、今年の釣行ですが、穏やかな海況の下のんびりと行ってきました。船頭さんに多少怒られながら、一緒に行った友人も初のマダイを釣り、私も近所に配れるくらいの釣果をあげる事ができました。他の船はそれほど釣れていなかったようですので、ガン玉をうったり、スプールの調整をしていただいた船頭さんのおかげだと思っています。

ありがとうございました。

2018/04/16

湘南での真鯛釣り(ファミリーフィッシング)

久々になりますが、相模湾のマダイ五目に行ってきました。自分が最初に真鯛釣りを始めたのが、相模湾。あれからもう16年!時がたつのは早いものです。今回は下の娘(小学校低学年)と一緒に行ってきました。
本当は懐かしの小柴のみき丸に行きたかったのですが、みき丸さんは最近は真鯛の船をあまり出していない模様です。従って、今の自宅から比較的近い茅ケ崎港のちがさき丸http://www.chigasakimaru.com/さんに乗船させてもらいました。
実は茅ケ崎港の船ではこれまであまり良い経験がありません。常連重視の一般客軽視で、サービスの悪い船宿が多いのです。そんな中で、ちがさき丸さんは比較的愛想がよく、下手な自分たちでもちゃんと相手をしてくれるので選びました。結果は正解だったと思います。今回は仲乗り(上乗り)さんが、船長の息子さんだったのですが、娘にとても親切にしてくれました。おまつりをほどくのは勿論の事、何か釣れなくては…とアジ用の仕掛けをもってきてくれたり、つきっきりで教えてくれたりと娘も喜んでいました。
釣果の方は…というと、私の方はさっぱりでしたが、娘には1kgオーバーのマダイが釣れました。本人曰く、誘っていたらアタリがあったとの事。横で私が仲乗りのオニイサンと話している最中に娘が自動巻きのスイッチを入れたので何事かと思ったら、釣れてました。娘は家に帰ってからも鼻高々!父親形無しでした(涙)また夏休みにでもなったら娘とまた行ってみたいと思います。