2012/09/29

2012年 アキアジ釣り 道東遠征 第2弾 ①

前回の遠征で痛い目を見ても懲りずに再度、溜まりに溜まった代休(振替休日)を利用して、道東にリベンジに出かけました。9月24日、女満別空港に降りたって、まずは斜里町方面に行ってみました。情報収集の為、斜里町の釣具店に。そこには、ちょっと艶っぽい若奥さん風のお姉さんが・・・
そのお姉さまから、オホーツク海はここのところ厳しいので、どうしても獲りたければ止別。でも、昼間人のいない時間帯ならオンネベツでも釣れるかも・・・というアドバイスをいただきました。
しょっぱなからいきなり止別へ行く程の勇気は持ち合わせていないため、まずは様子見でオンネベツへ。着いてみると、人がいないと言う割には、結構いるじゃないですか!10人以上が左岸中心に釣りしてます。でもって、戻ってくるかたを見てみると複数のアキアジ!慌てて、“結構釣れてるんですか?”と聞くと、“すごいですよ~どこでも釣れてますよ。ほら、そこでもかかりましたよ!”とのこと。“!!!!”となり、とりあえずどこでもOKとのことでしたので、右岸に陣取り、釣行開始!すると、横のご夫婦の奥さんにヒット!この奥さん、結構上手で手馴れた竿さばきで、あっさりランディング。そうこうするうちに、自分の竿にも反応が!ひと呼吸おいてから、ゆっくり竿を立ててみると、かかりました!さ~ズリ上げるぞと思ったのですが、相手は意外とデカイのです。そこそこ近くでヒットしたものの、なかなか近付いてきてくれません。一瞬、困ったなと思ったものの、ここはオンネベツ。人と人との間隔もありますし、釣り人も穏やかです。少し時間をかけてやりとりし、浜に無事ランディング。第2弾遠征のボウズ回避ができました。サイズは80cm弱のオス。ちょっと、色はついていましたが、充分太っていました。

その後また暫くすると、またヒット!今度もオスでしたが、一回り大きく、ドラグを効かせながら、他の釣り人を回避し、回り込んで何とかランディング。80cm超えのオスでした。やはり80cmくらいのアキアジはパワーがありますので、やり取りがとにかく楽しいです。その後、もう1本80cm級を追釣し、充実の初日を終了しました。遠征が好スタートを切れてホッとしました。ボウズじゃなくてよかったです。
ちなみにその後、オンネベツでは何度かトライしましたが、釣れませんでした。台風の影響で流れが昨年と違ってしまい、左岸がいい時、右岸がいい時とまちまちで、非常に読みづらくなってしまいました。自分のホームグラウンドと勝手に思っていただけに残念です。ちなみに今回の釣行で、海中で転んでしまいました。ウェーダーを履いていると、海水が入って身動きがとれなくなって溺れてしまうこともありますので危険です。安全第一で釣りをしないといけないですね。画像は銀ピカだったオスです。ちょうど80cmでした。

2012/09/19

止別でのアキアジタックル

今回の釣行で、止別の場合はタックルを少し変えないといけないと思うようになりました。ドラグを効かさずに一気に巻き上げるには相当パワーが必要です。やり取りせずに、一気に上げる・・・どこかで同じ様な光景があったなぁと記憶をたどってみたところ、同様の事が剣崎及び久里浜のワラサ釣りでありました。ワラサは秋(ちょうど今頃が終盤戦?)の東京近郊の人気ターゲットで、釣り人も多く、1隻に20人なんてこともありえました。ワラサやイナダは青物で、元気よく横走りするため、やり取りなどをしていると、他の釣り人の仕掛けを思い切り、絡めてきてしまいます。その為、太いハリスで一気に巻き上げる漁のような釣りです。以前、仕掛けをおまつりさせてしまったら、他の釣り人に怒られ、船頭にまで怒鳴られた苦い経験がありました。
止別もちょうどそんな感じですので、ラインはとにかく、太めが良さそうです。通常はPE2.5号を使っていたのですが、すれがかりも有り得ますので、4号くらいでよさそうです。おまつりのことを考えると、できればナイロンの方がいいのかもしれません。また、リールもなるべくパワーのあるもの、シマノで言えば、4000番以上が良いであろうと思われます。そして竿ですが、これもパワーのある太めのものが良いのですが、あまり高価なものでない方がベターです。自分の竿が折られてしまったのも、偶然ではなく、いつでも起こり得る事象だからです。

一方、ルアーなのですが、今回一番釣れていた方のルアーはアキアジクルセイダーのブルーでした。また、二番目に釣れていた方のルアーも同じくブルーのアワビでした。今年はブルー系の人気が高いようですが、前にも書いたとおり、色だけではない気がします。と言うのも、全く同じアキアジクルセイダーの方で、全くあたらなかった方(同じ様な場所でやっていて)もいましたし、友人の同僚はグリーン系のルアーで何度かあたっていました。ルアーの形状はスプーン系半分とぐるぐるサーモン系が半分くらいだったような気がします。
自分に関しては、今回はぐるぐるサーモンの弱点に悩まされました。ルアーの塗装があっという間に剥げてしまうのです。釣具屋さんで聞いたところ、ぐるぐるサーモンはルアー塗装後、ウレタンでのコーティングがあまりなされていないらしいとのことで剥がれやすいとのことでした。
そこで、次回の遠征に向けてアキアジクルセイダー風、ブルーのぐるぐるサーモンを自作(と言っても剥がれてしまったぐるぐるサーモンにシートを貼り付けてコーティングしただけです)してみました。是非このルアーでアキアジゲットといきたいものです。


2012/09/17

2012年 止別遠征(その1)総括

何とか1本釣れた止別遠征でしたが、“釣り”という意味ではなかなか厳しいものでした。肩と肩が触れ合うあの間隔はやっぱり異常です。かなりの数のアキアジがいて、かなりの数であたるものの、あげられる確率は半分くらいです。その他の場所であれば、7割から8割あげられる筈ですが、止別ではドラグを効かせると他の人とのオマツリは避けられないので、力まかせに一気に引き上げますので、途中でバレてしまう確率が高くなります。“やりとり”なんてものは楽しめません。釣りというよりも漁といった方がいいかもしれないと感じました。実際、ご年配の方で、ドラグを緩めにしていた方は、数人の仕掛けを巻き込んで、大変なことになってしまっていました。“何やってんだ!!”という怒号が飛んだことは言うまでもありません。そんな雰囲気であっても止別に行ってしまうのは、やはり“獲れる”からなのでしょう。

自分の竿も結局、誰かのルアーによって折られてしまいました。ルアーを当てた釣り人は明らかに自分だということは判っていたと思いますが、全く知らんぷりで釣り続けました。こちらも、恐らく隣りの隣りのメガネの男性だろうということはわかっていたのですが、喧嘩をしても仕方ありませんし、リスクは覚悟の上で、タックルを持参していましたので敢えてクレームはつけずに、止別を去りました。

2012/09/13

アキアジ開幕(2012初釣行記)③

9月6日、いよいよ止別本番です。前日の下見から、釣れる場所というのは見当がついていましたので、早めにそのポイントを確保するため、友人と午前2時30分には現地到着しました。止別ではその時点で既に大勢の釣り人が釣行の準備に入っていましたので、急いで準備をし、ギリギリで比較的良いと思われるポイントに入ることができました。

アキアジはカラフトマスと違って、夜でも結構釣れたりします。みなさん、自分のウキにケミホタルをつけて、投げますので、海面に蛍がいるように綺麗です。混雑してくると、お隣さんのウキと自分のウキをよく確認しなくてはなりませんので、そんな悠長なことは言ってられないのが実情ですが・・・
最初は比較的スペースもありますので、のんびりやっていたのですが、不意にバシャバシャという音が・・・確認してみると、少し離れたところに入っていた友人の竿が大きく曲がっています。一気にゴリゴリ巻いて、砂浜に上げていました。“1本ゲット、羨ましいなぁ”と思っていたのですが、あとから聞いてみると、砂浜に上げたあとに、ラインが切れてしまい、前日の私と同様、逃げられてしまったとのことでした。自分がフォローしておけばよかったと後悔しました。

そして、その直後、自分の竿がグーンと曲がりました!たまたま自分は釣り人の列の一番端っこにいましたので、その列を離脱し、ゴリゴリ巻くと前日ほどのサイズではありませんが、アキアジが浜に上がりました。今回は、友人がそのアキアジを蹴り上げてくれましたので、無事確保することができました。この時期としては少し小さめなメスでした。子供との約束(イクラを“釣ってくる”)を何とか守ることができ、ホッとした瞬間でした。ちなみに釣れたルアーはぐるぐるサーモン、ペプシカラーで、ピンクのタコベイトでした。

釣ったアキアジは木槌でぽこんとはいかずに、まず、ナイフでしめてから砂浜に埋めました。(埋めることでアキアジが乾いてしまうのを防ぐそうです。)1本とってしまうと、急に気が抜けるのか、その後一回だけ当たったものの、ウキのサルカンのところでラインブレイクしてしまい終了してしまいました。その日は午前2時30分~午前9時まででしたが、全体は釣り人70人に対して、50本強上がったと思われました。トップは一人で7本以上あげた方がいらっしゃいました。

2012/09/10

アキアジ開幕(2012初釣行記)②

カラフトマスは今回は見事に空振ってしまいました。フンベに入った次の日もペレケに行ってみたのですが、自分にはアタリすらなく終わってしまいました。全体で数本程度(釣り人は10人くらい)あがっていましたが、殆ど橋の近くです。ルアーで主にとれていましたので、自分もルアーを使ってみましたが、結局ボウズ・・・

そして9月6日、いよいよアキアジを狙いに行ってみることになりました。場所は色々悩んだのですが、友人もいたので結局、止別・・・戦場のような止別はできれば避けたかったのですが、道東方面で当時釣果があったのは止別くらいでしたので、行くことになりました。
止別自体ではあまりの混雑に殆ど釣りをしたことがなかった為、前日(5日)夕方に下見がてらで行ってみると、朝方は20本ほどとれたものの、昼間はパラパラ程度のことで、結構空いていました。そのような状況の中で、ベテランの常連さんに教えていただいたポイントに夕まづめに入ってみました。暫く何もアタリがなく、“やっぱりまだ早いのかなぁ~”などと思っていると、お隣さんの竿が一気に曲がりました。足元から数mのところで食ったみたいです。無事ランディングし終えると、それまで休憩していた釣り人が一気に集まりました。それでも1mくらいの間隔があった中で、やっていると自分のウキが自分の足元に近づいた時、竿が一気に曲がりました。“!!!!”となり、止別流でドラグをキチキチに締めて一気に巻きました。(止別ではドラグを効かせると、他の仕掛けを拾ってしまい、大変な事になってしまうので、ドラグを締めるだけ締めて一気に巻き上げてしまいます。)すると、大きめのサイズのアキアジが砂浜にあがってきました。“やったー”ということで、安心すると、うまい具合にフックアウト。ナイフを持ってしめに行こうと歩き出したその時、大きめの波が上がってきて、ちょうどアキアジのいるあたりまで、波が来てしまいました。すると、アキアジは一気に走り始め、海へと戻ってしまいました・・・九死に一生を得たアキアジ、まさかの展開に呆然とする自分・・・“もう少し、上までずり上げればよかったのにねぇ~”というおとなりさんの声・・・がっくりきました。

気を取り直して、同じところを再度チャレンジしてみることにしました。6時頃にはみなさん帰り始め、ルアーを投げているのはほんの数人・・・そろそろ帰るかななどと思ったその時、再度足元で強いアタリ!今度は逃がさないぞとばかりに一生懸命巻いたのですが、これからランディングというところで又もや無念のフックアウトとなってしまいました。止別は夕暮れ時になると、急に蚊が増えて大変になります。虫除けは是非とも持っていた方がいいように感じました。
そんなこんなで、止別(初日)はあえなく撃沈となってしまいました。

2012/09/08

2012年 アキアジ開幕(初釣行記)①

待ちに待ったアキアジシーズンが開幕しました!!!!!

フィッシュランドさんのBLOGには、8月中旬からアキアジ開幕!などとあり、うずうずしていたのですが、数日前に休みを利用して行ってきました。

行ったのは、例年通り、道東方面です。狙いはアキアジとカラフトマス。ホーマックで色々と揃えてさー行くぞってことで、釣具屋さんに情報を聞きに行くと・・・“今年はまだまだですぅ”“カラフトマスも全然ダメだからねぇ~記録的にダメだねぇ~”と言うお言葉・・・あれれ、困ったな・・・
と言う訳で、最初はカラフトマス狙いで知床方面に行くことにしました。

入るポイントは唯一釣れていると言われるフンベ川。斜里町の釣具屋さんに聞くと、“ルアーよりウキふかせに来てるよ”と言われ、その仕掛け一式を購入。餌はエビと赤く染めたイカです。

翌日、午前4時30分の日の出に合わせる為、3時15分頃、フンベ川に入りました。するとそこには先行の方が一名。お話を聞いてみると、3時前くらいにはいらしたそうですが、もう“一人”先行者がいたそうです・・・それは、ヒグマ・・・。1.5mくらいとのことですから、ヒグマでも子供の部類です。あまり攻撃的な動物ではありませんが、力は強く、幼獣ですと好奇心が強いので、注意が必要ですね。特に今年は餌となるカラフトマスが不足していますので、釣り上げた魚や、自分の食べ物の保管には注意をした方が良さそうです。

脱線しましたが、4時頃から釣行開始。暫くはあたりすらなかったものの、日の出直前に、となりのおじさんにヒット!そして残念ながらフックアウト。その後暫くして、自分と同行した友人にもヒット!うまいこと竿を操作し、見事にゲット!50cm弱のメスでした。5時くらいになると、続々と地元勢を中心に人が集まり始め、そこそこ釣れていたようです。一方、自分にはアタリも全くありませんでした。
ウキふかせ釣りは、棚取りが命だそうです。今回はウキ止めを上手に使うことができずにいまして、そこが敗因のようでした。どうやら、自分にはあまり向いていない釣り方かもしれません。このウキふかせ釣り、シーズン後半になればなるほど、効果を発揮するようです。やはり、自分もどこかでは覚えた方がよいかもしれないですね。その日、他の河川や港でもそこそこ釣れたようです。2012年北海道遠征第一弾の初戦は撃沈に終わりました。