2017/11/03

ラスト・道東遠征

最後の道東遠征に行ってきました。釣果としては一日一本を目指す毎日で技術的にも伸びず、“おまえは何で釣れないんだろうなぁ~”と常連さんから心配される日々でした。
今シーズンはこれまで比較的好調だったオホーツク海も他の地域と同様に釣果は上昇しませんでした。すると、これまで見なかったタイプの釣り人が自分が釣りしているフィールドに大挙するようになりました。そうすると、トラブルが連発。こちらがそれとなく注意をしても“○別ではこのスタイルなのだから!”と凄んでみたりとか、聞こえないふりをしてみたりとか残念な事が多かったです。これはどこナンバーとか、若者とか年輩の方とかはあまり関係ありません。ナンバーも年齢もあまり関係なくマナーが悪い人は悪く、良い人は良いという感じでした。ただマナーが悪い人たちに共通するのは、“とにかく目先の一本に強くこだわる”という事だったように思います。一本でも多くゲットしたいので、釣れている人のスペースに割り込み、釣れた人とオマツリをし、その人の竿を折り、一本でも多くゲットしたいので、ヒグマが出るゾーンに危険を顧みず入りそこで釣ったサカナをヒグマに荒らされ、結果としてヒグマを定着させてしまう…全ては自分を含めた釣り人のエゴからではないかと思いました。こうやって自分たちの釣り場を自分たちで少なくしてしまうのだな~と感じると同時に自分たちの次の世代の為に何とかアキアジ釣りの楽しみを残せないものだろうか?と考えるようになりました。
画像は釣り場にあったヒグマの足跡です。親子グマのようでした。

2017/10/08

今年のヒットルアー

この3連休がいよいよ道東最後のピークとなるのでしょうか?各釣り場は午後9時の段階でも結構いっぱいでした。アキアジ釣りができる場所も段々限られるようになってきており、激戦区はほんの2~3年前までは止別のみだったのに、今は各釣り場が混むようになってきました…

さて、終盤戦の今、今年自分にとって最も活躍してくれたルアーは画像のアトムもどきです。自分たちの仲間内では通称、芋虫ルアーと呼んでいます。長所は水の動きをとらえやすく、ヒラヒラとゆっくり大きくアピールできる事です。逆に短所は水の動きをとらえられるという事は空気の動きにも敏感で、向かい風などの状況に非常に弱く、距離を稼げないという点です。
自分は、アキアジが比較的自分の近いところで食ってくるときによく使っています。エサを付けていなくても結構釣れたルアーでした。


2017/10/06

初心者がアキアジを釣るには③

道具を揃えたら、いよいよ釣り場へ!釣り場には以下の2種類があると考えてよいでしょう。
① 河口 : 規制の入っていない川の河口です。
② 港 : 放流事業などをやっている港です。

それぞれの特徴や装備は以下の通りとなります。

① 河口 : 河口の両側に立ち込んでの釣りになりますので、ウェーダーは必須となる事が多いです。安全の為、ライフジャケットは着ていた方が良いでしょう。(釣り用のライフジャケットであれば、道具入れ用のポケットも幾つかあるので、便利です。)玉網は必要がない事が多く、釣ったらサケを陸地にずり上げます。ゆとりのある釣り場であれば、北海道の大自然を感じながら釣りをする事ができますが、足元が悪い事が多いので、川の中で転んだりしないような注意が必要です。特に、サケがかかった後興奮してこけるなどの事が起きやすいです。(自分も経験アリ)

② 港 : まず、足場が良いので子供でも釣りができる事が多いです。ウェーダーも必要ない事が殆どです。その一方で、玉網は必須となります。片手で竿を持ちながらの玉網入れは至難の業ですので、釣り場に入るときに両隣の方に挨拶をしておいて、自分が初心者である事お話し、かかったらお願いするのがベストでしょう。9割がたOKしてくれると思いますが、稀にNGという方もいますので、注意は必要です。港ですと、漁船などがいますので、漁船の通り道にウキなどを置いているとあっと言う間にスクリューに持っていかれてしまう事もあります。また係留用ロープが張り巡らされていることも多いので、そこに引っ掛けないようにしないとなりません。ライフジャケットは必ずしも必要ないのですが、サケが掛ったときに興奮して海に落ちるという事を昨年見た事がありますので、あった方がベターです。

何れを選ぶにしても、よく釣具屋さんなどと相談して、激混みの場所は避けた方が長い間アキアジ釣りを続けられると思います。激戦区は釣れるのですが、その分トラブルも多いので…釣り場について、投げ方などは以前記載したように思いますので、そちらをご覧ください。


2017/10/04

初心者がアキアジを釣るには ②

さて、初心者の方で周囲にアキアジ釣りをする人がいない場合…これは結構大変です。自分もそうでしたが、釣り場もわからない、釣り方もわからない、他の釣り人とどう接していいかもわからない…というのが普通です。
この場合、まずは道内の大きめの釣具屋さんに走るのがいいかと思います。本州の釣具屋さんでは殆どアキアジ釣りの情報は集まりません。札幌でも函館でもどこでもいいので、大きめの釣具屋さんで相談してください。小さい釣具店ですと、オーナーさんがアキアジ釣りをしない場合には、あまり良い情報が得られない可能性があります。もちろん、ローカルの貴重な情報を得られる事もあるのですが、大きい店舗だとスタッフが何人かいますので、無難です。そこでは釣り具だけでなく、釣り場の情報も入手可能です。お店によっては地図までくれたりします。
内地から北海道に釣行される方は道具は本州などで揃える必要は全くありません。全て北海道で売っていますし、そっちの方が安上がりです。
道具は安いもので十分です。たま~に高いものを薦められてしまう事もありますが、アキアジは大きく、釣り場も混んでいたりしますので、トラブルはつきものです。従って、安い物からまず入って、自分のようにはまってしまったら可処分所得に応じてグレードアップさせれば十分です。
購入する道具としては竿、リール、ライン、仕掛け(初心者にはウキルアーが最も簡単)玉網でしょうか。ウェーダーなどが必要になる場合もありますので、釣り場に応じて考えればいいのではないかと思います。
道具を揃えたら釣り場へ…となりますが、またそのあたりも書いていきたいと思います。

2017/10/02

初心者がアキアジを釣るには①

先日たまたまアキアジを釣った事がない若者と一緒に釣りに行きました。“初心者おじさん”と名乗っていますが、流石にキャリアも15年くらいになりますので、初心者とは言えないのかな?と思います。(これまで釣り上げた本数で言えばまだまだ初心者のうちかもしれませんが…)

最初の一本を釣るまで、その知人もなかなか苦労をしていました。今年は全体的にアキアジの数も少ないので、仕方ないのですが、全く初めての方がアキアジをゲットするにはどうすればいいかを考えてみました。

その① : 経験者に連れていってもらう!
兎にも角にもこれが一番です!経験者と一緒に行けば、釣り場や仕掛け、かかった後の取り込み方等殆ど教えてくれると思います。まずは近くで誰かアキアジ釣りに行く人を探して同行するのが一番いいでしょう。連れていってもらったら丁重に御礼はしましょう。道内の方ならそんなに難しくはない筈です。

その② : 連れていってもらえる人がいない場合
内地在住の自分がまさにそうでした。自分の近くにアキアジ釣りをする人がいない場合も当然あります。次回からその辺をもうちょっと書いてみたいと思います。 

2017/10/01

筋子の処理 イクラの味噌漬け

アキアジが運良く釣れて、それがメスだった場合一番楽しみなのはやっぱり“イクラ”ではないでしょうか?

そのイクラの漬け方なのですが、市販されているのは殆どしょうゆ漬けもしくは塩漬けではないかと思います。我が家では通常はしょうゆ漬けなのですが、少し手間はかかるものの、味噌漬けもしています。
味噌漬けは色合いがイクラそのままオレンジである事、味も醤油と比べると水っぽさは少なく、濃厚な味となる事が多いです。(個人の感想ですし、漬かり具合もまちまちです。)

漬け方としてはイクラにほぐすところまでは、他の漬け方とかわりありません。
① 漬ける際には、タッパーにまず、味噌をひきます。味噌は水分を入れるために、みりんや日本酒をアルコール分を飛ばしてから、少し混ぜてのばします。
② 次にその上にキッチンペーパーを敷いて、イクラを並べます。
③ イクラを並べたら、その上にまたキッチンペーパーを敷いて味噌をのばします。
ちょうど、イクラと味噌のミルフィーユみたいな感じです。
④ その後、冷蔵庫でうちの場合は一晩漬けて味噌をとったら出来上がりです。

醤油漬けに比べて若干コストはかかりますが、違った味わいが楽しめます。
以上、イクラの味噌漬けでした。

2017年アキアジ道東遠征 その3 たくさん釣る人とそうでない人の差

今年、2017年のアキアジ漁獲量は歴史的不漁であった2016年よりもさらに半減という壊滅的な状況であると言われています。これ即ちアキアジ釣りにもあてはまり、これまでは一日5本という日もあったのですが、今年については朝から夕方まで、一日やって0か1という日々です。

そんな中でも、多く釣る人はいます。その人たちにはどんな特色があるのか、考えてみました。
① 釣れているところに大胆に移動できる人 : 自分は小心者なのでできないのですが、釣れているところの間に移動して釣る事ができる人は釣れる確率が高いです。ただやり方によってはとても迷惑な人もしくはヤナ奴となってしまうので要注意です。

② 釣ったサカナの処理が速い人 : これは他の人から嫌がられません。素早く針を抜き、素早く〆、すぐに次の一投に向かえる人はたくさん釣ります。自分の場合には釣った後は暫く興奮し、針外しにとまどり、なかなかナイフで〆られないためその内にルアーとラインが絡まったりし、次の一投になかなか移行できません。アキアジの場合も真鯛などと同様に釣れる時合というものがありますので、モタモタしているのは致命的です。先日も自分が1本を釣ってその処理を手間取っている間に友人は3本とりました。

今年は本当に一本のアキアジが貴重になっています。釣れる時に釣るをモットーに一本を大事にしながら頑張ります。


2017/09/29

2017年アキアジ道東遠征 その2 リーダーシステムについて

私は普段、PEラインの3号をウキルアー仕掛けに直結しています。自分の周囲の大半の方はリーダーシステムを組んでいます。今年、自分自身は不器用な為、友人にシステムを組んでもらいました。とても器用な友人ですので、信頼度は高いです。

しかしながら、組んでもらった二日後、リーダーシステムを組んだ継ぎ目から外れて仕掛けだけ飛んでいってしまいました。仕掛けは回収機でとれたので損害はなかったのですが、他の友人でもリーダーシステムの継ぎ目からトラブっている人を何人か見かけています。

ここで、自分なりにリーダーの強みと弱み及びそれぞれが向いている釣り場を考えてみました。

リーダーの強み :  直結と比べて、根ズレなどに強い。
リーダーの弱み :  ロッドのガイドまで巻き込むと摩擦で切れるもしくははずれやすくなってしまう。
向いている釣り場 : ゴロタ場など。港などは向いていないかもしれない。

自分についてはゴロタ場で釣りする事が多いのですが、リーダーシステムを組むのが面倒という事もあって、しばらくは直結でいこうと考えています。 

2017/09/19

2017年アキアジ道東遠征 その1

待ちに待った9月がやってきました!アキアジ(サケ)シーズン開幕です。例年であれば、夏休みの代休を使って長期遠征なのですが、今年は少し忙しく、第一弾は1泊2日のプチ遠征となりました。

今回の朗報としては斜里の釣具店は、場所を変えて少し規模を縮小してオープンしてました。アキアジの船釣り仕掛けの需要が結構あるのだそうです。またウキフカセ用の仕掛け(自作)などの需要もあるそうですが、かなり忙しそうでした。

今年については報道でもある通り、アキアジ(シロザケ)の数はあまり多くはなさそうです。4年前はオホーツク海は絶好調でしたので、やっぱり海水温の温暖化が原因なのでしょうか?
今年は止別には行っていないのですが、ルアーの定番はやっぱりアキアジクルセイダーのミラーブルーだそうです。日の出漁港とか他のエリアではぐるぐるサーモンが目立っていた感じがします。新しいところでは、円形のルアーを使っている人もいました。オレンジ黒のテントウムシカラーは本物のテントウムシのようにも見えるのですが、釣果はまだ上がっていませんでした。自分は、道南で人気だった芋虫ルアー(別名アトムもどき)で何とか今年の一本目をあげる事ができました。この時期ならではの銀色のアキアジです。シーズン開始時はアキアジも元気で、引きも存分に味わえますし、魚自体の味も好評です。今シーズンはシーズンボウズも覚悟していたので、ホッとしました~

2017/06/04

斜里町の釣り具屋さん 閉店!?

先日、斜里町に行く機会があってよく行く釣り具店に立ち寄ってみたところいつもならやっている時間帯なのですが、開いていませんでした。“あれ?”と思いながら仕事先に行って雑談していると、”斜里の釣り具店、閉店したみたいですね~”との事、びっくりしてよくよく聞いてみると、新聞に閉店のチラシが入っていたそうです。

斜里では新しいホームセンターが昨年オープンしました。そこには釣り具も充実していますし、前からあるホームセンターも釣り具は豊富で、どちらも国道沿いという事もあって、地元の釣り具屋さんには厳しい環境ではあったと思います。ですが、そのお店では最新の釣果情報を入手できましたし、その時期釣果のあがっているルアー情報や、手作りのフカセの仕掛けなんかもおいてあったので、かなり残念です。最近はスマホで釣果情報を簡単に入手できる時代にはなりましたが、ガセネタもありやっぱり直接の口コミが一番良かったので、自分としては損失が大きいです。よく考えたらアキアジ用のロッドなどもそこで買っていましたので(ホームセンターに対抗して結構、安く売ってました。)今年はかなり不便になってしまいます。こういう地元のお店がなくなってしまうのは時代の流れなのかもしれませんね…

2017/05/28

鷹巣(福井)の真鯛 2017

年に一回の鷹巣の真鯛釣りに行ってきました。大物を狙って昨年よりも少し早い時期の釣行です。当日は生憎の雨模様、ただ真鯛釣りに関してはこれまでは雨の時の方が釣れています。勝手な考えですが、気圧が低い方がサカナの活性が高いのかな?なんて思っています。
さて、実際の釣りの方ですが、最初の二流しについては無反応、少し嫌な予感がしたのですが、三流し目で掌+αサイズの真鯛を漸くゲットしました。何度も書いていますが、鷹巣のフカセ釣りは本当に繊細で、当初は6号のハリスと通常のスナップを使っていたのですが、船長の指示の下、越前フィッシングセンターの5号ハリスの仕掛けを使いだした途端、釣れだしました。自分の友人にまず4kgのメス、続いて自分にも明確なアタリ!よく走るので青物かな?などと思いながら寄せてみると、同じく4kgのオスの真鯛でした。真鯛は海中でペアでいることがあると言われていますので、先程のメスのペアだったのかもしれません。4kgというのは自分の自己記録タイですので、嬉しい限りです。
そこからは比較的安定して真鯛が釣れました。納竿まで塩焼きサイズを含めて10枚釣れました。
今年の鷹巣は前年程は釣れていないように見受けられますが、それでも他のどの地域よりも安定して釣れます。船頭の腕に頼る部分も多い釣りですが、ダイレクトな引きを味わえますので、また来年も行きたいな~と思います。