2012/12/17

アキアジ 第四次道東遠征③ その2 アキアジはエサを食べる!?

誰もいない、河口で非常にいい思いをし、拠点にかえって、それぞれのアキアジを捌いてみました。基本、イクラを持ったメスを中心に持ち帰ったのですが、友人のオスを捌いてみると、面白いものが出てきました。

なんと、チカが出てきたのです。一般的には、サケは遡上前はエサを食べないと言われています。今回は前述のとおり、チカが河口に群れていました。そこで、このサケも目の前に来たチカを食べたのではないかと思われます。
恐らく、遡上前のサケは自分から狩りをして食べることはしないかもしれませんが、目の前に来たエサには反応するということではないかと思われます。サケの習性を知る上でも非常に面白い出来事でした。

2012/11/25

アキアジ 第四次道東遠征 ③ その1

遠征最終日は全道大雨の予報でしたが、道東は朝方までもつのではと予想し、トライしてみました。5時過ぎに起きてみると、幸運なことに雨はまだ降っていません。北海道の知人とともに、前日まで釣れていた日の出漁港に出撃しました。
日の出漁港に到着したのは日の出後の7時前。しまったと思いながら、最も良い場所に陣取っていた方にヒアリングすると、“今日は全体で2バラシだねー、自分もばらしちゃったよー”とのことでした。あまり良いコンディションではないようです。
前日までと同じポイントに入り、30分ほどトライしてみましたが、アタリはありません。そこで、早々に諦めることとしました。その日とその前日はなぎでしたので、ひょっとすると、河口に新しい群れが入ってきているかもしれないと思ったからです。移動しようとしていると、先程ヒアリングした方も網走港方面に移動するとのこと。“どちらが釣れるかな~”なんて思いながら、向かった先はオンネベツ川。釣れているなら誰かしら人はいるはずなのですが、人っ子一人いません。これはだめかもと思いつつ、道東らしい景色の中で、のんびり釣りを楽しむこととしました。
河口に着いて見ると、そこにチカの群れがいるらしく、カモメで賑わっていました。(アザラシも通過していきました。)また、そのカモメを狙ったオジロワシの襲撃をみることもでき、知床の食物連鎖を目の当たりにしました。(オジロワシの狩りは圧巻でした。)

肝心の釣りの方ですが、跳ねなども見えず、こちらはほぼダメ元で投げていたところ、数投目、回収しようかという近場でコンコンというアタリ!針掛りはしなかったのですが、いかにもアキアジっぽいアタリでした。“これはいるぞ~!”ってことで二人で気合が入りました。そして間もなく、知人にアタリ!暫くファイトしましたが、無念のバラシとなってしまいました。それを見ながら、“あ~”などと言っていたところ、こちらの仕掛けもグーンと引っ張られました。即やりとりを開始したのですが、いきなり軽くなってしまい、バラシと思って仕掛けを回収しようとしたところ、手元でまた走り始めました。どうやら、こちらに向かって相当な勢いで走っていたようなのです。一本目でしたので、慎重にやりとりをしながら、ずり上げたのは、まだあまり色が変わっていないメスでした。
その処理をしている最中、知人も1本ゲット!そしてそこからは面白いように釣れ始めました。比較的遠目にも群れがいたようで、スーパーブラーが功を奏しました。遠目でかかったアキアジを他に誰もいませんので、やり取りを目一杯楽しみながらゆっくり釣り上げることができました。上がってくるアキアジは殆んど銀ピカで、状態のいいものでした。どうやら、新しい群れが来ていたようです。それから、1時間くらいやったところで、予報通り雨が降りだし、終了となりました。自分が6本、知人が2本です。(知人は針先が鈍っていたのか、バラシが多くありました。)

誰もいない中で、これだけ釣れたのは初めてですし、場所移動もうまくいきました。これ以上にない快感を味わいながら、オンネベツをあとにしました。このあと、アキアジをさばいている最中に新たな発見がありました・・・画像は今回ゲットしたメスたちです。

2012/11/15

アキアジ 第四次道東遠征 ② スレ掛り

運良く1本とれた翌日、再度日の出漁港でほぼ同じ時間にトライしました。
その日は全体で数本しか上がっていないとのことでしたが、前日うまいこと釣っていたこともあって前日と全く同じポイントに入ることに。その日は急遽事務仕事が入ってしまい、制限時間は約1時間です。今回は前回の教訓から事前に玉網を準備し、ルアーは前日と同じスーパーブラー 赤 40g 付けエサは市販のカツオでした。
今回は一投目では来ませんでしたが、10投くらいしたころでしょうか?またもやクンクンという小気味良いアタリ。ひと呼吸間をおいて強めにあわせてみると、グッと重くなりました。アキアジとはわかったのですが、途中からものすごく引くようになり、ドラグを緩めなくてはならなくなりました。
“お、これは大物??”と思いながら巻いていたのですが、よくよく見てみると、背びれにスレがかりでした。スレがかりですと、アキアジも口を開けずに走ることができるため、なかなか根負けしてくれないのです。しかも、今回も前回同様、周囲に人はおらずに自分で玉網入れしなくてはなりません。一生懸命寄せてきても、玉網を見ると、一気にまた潜ってしまうのです。
結局、とにかく向こうが根負けするまで、粘ることにし、時間を10分以上かけて取り込みました。立派なオスでしたが、港でのスレ掛りはより大変ということがよくわかった釣行でした。

2012/11/12

アキアジ 第四次道東遠征① 付けエサ実験

アキアジは一般的に、遡上前は食べ物をとらないと言われています。
その一方で、ルアーやウキふかせのタコベイトなどには食いつきます。どういうことなんでしょうか?散々悩んだ挙句、自分なりに出した結論は、“餌は食べない。でも、周りのサカナ(アキアジ)を適当に攻撃するため、口を使うのでは・・・”となりました。実際、川で上から見ているとアキアジは周囲のアキアジに噛み付くような仕草をしています。これを海でもやっているのだとすれば、付けエサに最も適しているのは、アキアジ自身ではないかと考えました。

そして、11月2週目、最後の道東遠征で実験をしてみました。その頃斜里の釣具屋さんに情報をとったところ、もうアキアジは終盤戦とのこと。止別は大風とサカナがいないとの情報で釣り人ゼロ。日の出漁港でポツポツ釣れる程度とのことでしたので、期待をせずに行ってみました。エサはアキアジの皮の部分を使いました。特に、ニンニクとかえび粉はまぶさずにセット。実際に漁港に11時頃に着いて、周囲に聞いてみると、朝方特定のポイントでよく釣れていたとのこと。残念ながら、その場所はすでに埋まっており、且つ釣り方も自分とは違う、ウキふかせ。ということで、“他の場所では全然ダメだよ~”との声の下、防波堤側へ移動し、遠投用のスーパーブラーをつけ、タナを深くして、“ま〜ダメ元”ということで、とりあえず、港の真ん中へ向かって遠投しました。すると、一投目から、むずむずというアタリ!久々のアキアジ釣りでしたので、ガヤのあたりかな?なんて思いながら、そのまま引っ張ると、一回シーンとなり、また数秒後に、コンコンというあたり。数秒おいてからあわせてみると、やはりアキアジでした。
そのあとが、大変でした。一投目ということで、釣れないだろうな~との思い込みもあった為、タモを全く用意していなかったのです。片手で竿を持ちながら、支柱に網をセットすることから始めなければならず、そこだけで数分かかってしまいました。その後、何とかタモをセットし、取り込むことができました。立派なメスでした。

とりあえず、第一弾の実験は成功!付けエサがサケでもアキアジは食ってくるのですね。しかし、このあと、もっと面白い事実が発覚します・・・

2012/10/23

アキアジのルアー検証 ぐるぐるサーモン VS スーパーブラー

昨年、道南でアキアジ釣りをした際、地元の船頭や釣り人に、“ぐるぐるサーモンなんて釣れないよ!”と少々馬鹿にされ、意地になってぐるぐるサーモンだけで何本か釣りました。今年は、道東ではそれほどポピュラーでない、スーパーブラーで釣り上げてみようと思い、トライしてみました。

ただ、今年はまず、色の実験を行う事が先決でしたので、黄色や青のシートを貼り付けたぐるぐるサーモンで釣ったあとに、スーパーブラーを使ってみました。すると、やっぱりスーパーブラーでも普通に釣れます。ぐるぐるサーモンは泳ぎが比較的派手ですので、タコベイトをアピールさせるのに、効果があるように感じますが、スーパーブラーの長所はとにもかくにも飛距離です。ぐるぐるサーモンもスプーンと比べれば飛距離はでるのですが、スーパーブラーは小さいながら重さが60gまでありますので、逆風の中でもかなり飛んでくれます。実際、今回の遠征でも群れの居場所がかなり遠く、そこまで飛ばせた人だけが釣れるといった条件の中では、絶大な効果を発揮しました。
従って、現在自分のタックルボックスには、スプーン系のルアーは皆無です。全てぐるぐるサーモンか、スーパーブラーです。この2種類の組み合わせで当面は充分かなと思われます。

2012/10/22

アキアジ ルアー、タコベイトの色 実験編

第3回の遠征をマイレージを利用して行ってきました。
前回の遠征でそこそこの数をゲットしましたので、今回はこれまでの疑問に対しての実験を行うことにしました。
まず、やってみたのが、ルアーの色に関してです。アキアジは色の判別が濃淡でしかできないと言われています。だとすれば、あまり使われていない色でも光の反射さえあれば食ってくるのではないかと仮定し、実験してみました。
ルアーはぐるぐるサーモンをベースに黄色のシールを貼り付けました。タコベイトも重要だと思いましたので、これは黒にしました。通常はピンクか赤をすすめられますので、比較的イレギュラーなカラーです。実際二つを並べてみると、阪神タイガースのようになってしまいました。














そしていざ実釣。まず最初の場所はオンネベツ川。10月8日の昼でしたが、周囲も比較的釣れている中で、やってみたところ、数投目でアタリ!フッキングにはいたりませんでしたが、アキアジが反応したのは間違いありません。が、その後なかなかあたらず、“あれれ、どうしよう・・・”と焦り始めたところに、ゴンゴンというあたり、フッキングもうまくいき無事、一本目のメスをとることができました。周囲はブルピン系が多く、黄色ユーザーはいませんでした。またタコベイトも赤系がメインだったようです。第一段階の実験はうまくいきました。
続いてウトロの漁港で実験。その日は短時間の釣行だったのですが、上記ルアーでメス2本をゲット。もう一つ試したかったスーパーブラー(赤、銀)でもう1本、あげることができました。その時間までの釣果ではトップクラスの釣果でしたので、やはりルアーの色、タコベイトの色は仮説通り、釣果にはあまり関係ないのではないかと現段階ではなりました。

2012/10/05

2012年 道東遠征 アキアジ釣り 第2弾 ③

今回の釣行の最終日も朝は港でやりました。前日ほどではないものの、早いうちから跳ねが聞こえ(暗いのでぼんやりとしか見えません。)点滅するケミホタルをつけて3時30分くらいからスタート。この日は前日の情報があった為か、早くから釣りをはじめている方たちが多く、自分は前日とほぼ同ポイントでベテランさんと若者3人のあいだに入りました。
暫くすると、バシャバシャという音とともに、お隣の若者にヒット!ところがその男の子は、竿から離れていたようで、慌てて戻ってきたものの、途中でコケてしまい、バラシ。そのまま10分ほど、自分のルアーにもぞもぞ感。ふた呼吸くらいおいて、ゆっくりあわせてみると、ヒット!少し追い合わせを入れて、やりとりを開始しました。今回は前回の反省をいかし、玉網を片手に用意したのですが、今度は暗くてよく見えません・・・結局隣りのおじさんにお願いをして、玉網入れをしていただきました。釣れたのは70cm超のオス。少し色が入っていたため、リリースしました。
その後、2本を追釣しましたが、難しいなぁと思ったのはやはりタナの調整です。前回の教訓から、日が昇ったら、タナを深めに・・・とやったのですが、横で5本とった若者は結局浅いタナのまま、釣れ続けていました。奥が深いのか、それとも単純なのかよくわからないですね・・・
画像は唯一キープしたメスです。ブナがかっていましたが、良いイクラがとれました~

2012/10/03

アキアジウキルアー釣り ウキ&ウキ下編

港にて日の出まで比較的好調だった自分は周りでも本数でトップを走っていたはずでした。ところが、一定の時間がたつとピタリと自分の竿に魚信が来なくなりました。そんな自分を横目に両隣の方々はどんどん数を伸ばしていきます。ルアーを変えたり、餌を変えたり、色々試してみましたが、全くアタリがありません。

なぜでしょうか?

答えは“タナ”でした。港湾部でのアキアジ釣りではタナがとても重要です。止別の様に河口部ですと、そこそこいい加減なタナでも食っては来る(ウキ下を深く取りすぎると根がかりがありますが)のですが、港湾部ですと、タナをうまく合わせておかないと、釣りにならなくなってしまいます。いつもでしたら、タナを探りながら釣りをするのですが、この日はいきなり数本獲れてしまった為、タナのケアがおろそかになっていました。困っている自分を見て、お隣の方が、“今はこれくらいだよ~”と言って、ウキ下をみせてくれました。すると、これまで自分が流していたタナよりも1mばかり、深かったのです。これまでの経験では、アキアジの場合、夜中から朝マヅメにかけてはタナが浅く、日が昇るとだんだん深くなっていくようです。時間にあわせたこまめなウキ下調節が大切ではないかと思われます。
また、ウキもアキアジタックルの中では意外と大事だということに最近になって漸く気付きました。ここのところもっぱら使っているのはアキアジクルセイダーのM~LLです。このウキは37のケミホタルを取り付けることも可能ですので便利です。サイズはその時のルアーの重さや、飛ばしたいかどうか、周囲に釣り人がいるかどうかで決めています。サイズが小さい方が飛距離を出しやすいのですが、その分視認性が低くなりますので・・・色に関しては周囲がイエローが多い時はオレンジ、オレンジが多い時はイエローを使っています。

少し脱線してしまいましたが、タナを教えていただいた後、スーパーブラー40gのピンクで何とか1本追釣することができました。お隣さんには本当に感謝でした。

2012/10/01

2012年 道東遠征 アキアジ釣り 第2弾 ②

初日になんとかボウズを回避できました。これはその次の日以降、気持ちが非常に楽になる出来事です。オンネベツで会った方と翌日の天気の話をしたところ、“波が高くなる予報の為、川よりも漁港の方がいいであろう”とのこと。従って、翌日は斜里町の漁港(日の出漁港)に行ってきました。午前3時くらいに現地に到着。まだどなたも釣りをしていなかったので、真っ先に開始しました。すると、一投目からなんだかググッというあたり!そこはフッキングできなかったので、以前あったガヤ(エゾメバル)のあたりかな?などと考えて2投目を投げて少々巻くといきなり仕掛けがひったくられました。やはりアキアジだったのです。迂闊なことに“最初はどうせ釣れないだろうな・・・”なんて思いで玉網を用意せずに釣りを始めてしまいましたので、そこから暫らくアキアジと1対1の時間を過ごさざるを得なくなり、お隣の方が見えた瞬間、挨拶もそこそこに玉網入れをお願いするという事態になってしまいました。あがってきたのは、70オーバーのオス。至福のひとときでした。そんなエピソードもありましたので、他の釣り人たちと、玉網入れをしてあげたり、して頂いたりと和やかな一日(朝)となりました。
この日は前日夕方に新しい群れが入ってきたようで、全体的によく釣れていました。朝のうち、3本まではペプシカラーのぐるぐるサーモン+黒タコベイトでゲット。そのあと2本は青いシートを自分で貼り付けたぐるぐるサーモンでとりました。自分で少し工夫したルアーで釣れるとなんとも言えない嬉しさがありますね~
実はこのあと、他の方と比べて、ガクンと釣果が落ちてしまいました。その理由の検証はまた次に考えたいと思います。

2012/09/29

2012年 アキアジ釣り 道東遠征 第2弾 ①

前回の遠征で痛い目を見ても懲りずに再度、溜まりに溜まった代休(振替休日)を利用して、道東にリベンジに出かけました。9月24日、女満別空港に降りたって、まずは斜里町方面に行ってみました。情報収集の為、斜里町の釣具店に。そこには、ちょっと艶っぽい若奥さん風のお姉さんが・・・
そのお姉さまから、オホーツク海はここのところ厳しいので、どうしても獲りたければ止別。でも、昼間人のいない時間帯ならオンネベツでも釣れるかも・・・というアドバイスをいただきました。
しょっぱなからいきなり止別へ行く程の勇気は持ち合わせていないため、まずは様子見でオンネベツへ。着いてみると、人がいないと言う割には、結構いるじゃないですか!10人以上が左岸中心に釣りしてます。でもって、戻ってくるかたを見てみると複数のアキアジ!慌てて、“結構釣れてるんですか?”と聞くと、“すごいですよ~どこでも釣れてますよ。ほら、そこでもかかりましたよ!”とのこと。“!!!!”となり、とりあえずどこでもOKとのことでしたので、右岸に陣取り、釣行開始!すると、横のご夫婦の奥さんにヒット!この奥さん、結構上手で手馴れた竿さばきで、あっさりランディング。そうこうするうちに、自分の竿にも反応が!ひと呼吸おいてから、ゆっくり竿を立ててみると、かかりました!さ~ズリ上げるぞと思ったのですが、相手は意外とデカイのです。そこそこ近くでヒットしたものの、なかなか近付いてきてくれません。一瞬、困ったなと思ったものの、ここはオンネベツ。人と人との間隔もありますし、釣り人も穏やかです。少し時間をかけてやりとりし、浜に無事ランディング。第2弾遠征のボウズ回避ができました。サイズは80cm弱のオス。ちょっと、色はついていましたが、充分太っていました。

その後また暫くすると、またヒット!今度もオスでしたが、一回り大きく、ドラグを効かせながら、他の釣り人を回避し、回り込んで何とかランディング。80cm超えのオスでした。やはり80cmくらいのアキアジはパワーがありますので、やり取りがとにかく楽しいです。その後、もう1本80cm級を追釣し、充実の初日を終了しました。遠征が好スタートを切れてホッとしました。ボウズじゃなくてよかったです。
ちなみにその後、オンネベツでは何度かトライしましたが、釣れませんでした。台風の影響で流れが昨年と違ってしまい、左岸がいい時、右岸がいい時とまちまちで、非常に読みづらくなってしまいました。自分のホームグラウンドと勝手に思っていただけに残念です。ちなみに今回の釣行で、海中で転んでしまいました。ウェーダーを履いていると、海水が入って身動きがとれなくなって溺れてしまうこともありますので危険です。安全第一で釣りをしないといけないですね。画像は銀ピカだったオスです。ちょうど80cmでした。

2012/09/19

止別でのアキアジタックル

今回の釣行で、止別の場合はタックルを少し変えないといけないと思うようになりました。ドラグを効かさずに一気に巻き上げるには相当パワーが必要です。やり取りせずに、一気に上げる・・・どこかで同じ様な光景があったなぁと記憶をたどってみたところ、同様の事が剣崎及び久里浜のワラサ釣りでありました。ワラサは秋(ちょうど今頃が終盤戦?)の東京近郊の人気ターゲットで、釣り人も多く、1隻に20人なんてこともありえました。ワラサやイナダは青物で、元気よく横走りするため、やり取りなどをしていると、他の釣り人の仕掛けを思い切り、絡めてきてしまいます。その為、太いハリスで一気に巻き上げる漁のような釣りです。以前、仕掛けをおまつりさせてしまったら、他の釣り人に怒られ、船頭にまで怒鳴られた苦い経験がありました。
止別もちょうどそんな感じですので、ラインはとにかく、太めが良さそうです。通常はPE2.5号を使っていたのですが、すれがかりも有り得ますので、4号くらいでよさそうです。おまつりのことを考えると、できればナイロンの方がいいのかもしれません。また、リールもなるべくパワーのあるもの、シマノで言えば、4000番以上が良いであろうと思われます。そして竿ですが、これもパワーのある太めのものが良いのですが、あまり高価なものでない方がベターです。自分の竿が折られてしまったのも、偶然ではなく、いつでも起こり得る事象だからです。

一方、ルアーなのですが、今回一番釣れていた方のルアーはアキアジクルセイダーのブルーでした。また、二番目に釣れていた方のルアーも同じくブルーのアワビでした。今年はブルー系の人気が高いようですが、前にも書いたとおり、色だけではない気がします。と言うのも、全く同じアキアジクルセイダーの方で、全くあたらなかった方(同じ様な場所でやっていて)もいましたし、友人の同僚はグリーン系のルアーで何度かあたっていました。ルアーの形状はスプーン系半分とぐるぐるサーモン系が半分くらいだったような気がします。
自分に関しては、今回はぐるぐるサーモンの弱点に悩まされました。ルアーの塗装があっという間に剥げてしまうのです。釣具屋さんで聞いたところ、ぐるぐるサーモンはルアー塗装後、ウレタンでのコーティングがあまりなされていないらしいとのことで剥がれやすいとのことでした。
そこで、次回の遠征に向けてアキアジクルセイダー風、ブルーのぐるぐるサーモンを自作(と言っても剥がれてしまったぐるぐるサーモンにシートを貼り付けてコーティングしただけです)してみました。是非このルアーでアキアジゲットといきたいものです。


2012/09/17

2012年 止別遠征(その1)総括

何とか1本釣れた止別遠征でしたが、“釣り”という意味ではなかなか厳しいものでした。肩と肩が触れ合うあの間隔はやっぱり異常です。かなりの数のアキアジがいて、かなりの数であたるものの、あげられる確率は半分くらいです。その他の場所であれば、7割から8割あげられる筈ですが、止別ではドラグを効かせると他の人とのオマツリは避けられないので、力まかせに一気に引き上げますので、途中でバレてしまう確率が高くなります。“やりとり”なんてものは楽しめません。釣りというよりも漁といった方がいいかもしれないと感じました。実際、ご年配の方で、ドラグを緩めにしていた方は、数人の仕掛けを巻き込んで、大変なことになってしまっていました。“何やってんだ!!”という怒号が飛んだことは言うまでもありません。そんな雰囲気であっても止別に行ってしまうのは、やはり“獲れる”からなのでしょう。

自分の竿も結局、誰かのルアーによって折られてしまいました。ルアーを当てた釣り人は明らかに自分だということは判っていたと思いますが、全く知らんぷりで釣り続けました。こちらも、恐らく隣りの隣りのメガネの男性だろうということはわかっていたのですが、喧嘩をしても仕方ありませんし、リスクは覚悟の上で、タックルを持参していましたので敢えてクレームはつけずに、止別を去りました。

2012/09/13

アキアジ開幕(2012初釣行記)③

9月6日、いよいよ止別本番です。前日の下見から、釣れる場所というのは見当がついていましたので、早めにそのポイントを確保するため、友人と午前2時30分には現地到着しました。止別ではその時点で既に大勢の釣り人が釣行の準備に入っていましたので、急いで準備をし、ギリギリで比較的良いと思われるポイントに入ることができました。

アキアジはカラフトマスと違って、夜でも結構釣れたりします。みなさん、自分のウキにケミホタルをつけて、投げますので、海面に蛍がいるように綺麗です。混雑してくると、お隣さんのウキと自分のウキをよく確認しなくてはなりませんので、そんな悠長なことは言ってられないのが実情ですが・・・
最初は比較的スペースもありますので、のんびりやっていたのですが、不意にバシャバシャという音が・・・確認してみると、少し離れたところに入っていた友人の竿が大きく曲がっています。一気にゴリゴリ巻いて、砂浜に上げていました。“1本ゲット、羨ましいなぁ”と思っていたのですが、あとから聞いてみると、砂浜に上げたあとに、ラインが切れてしまい、前日の私と同様、逃げられてしまったとのことでした。自分がフォローしておけばよかったと後悔しました。

そして、その直後、自分の竿がグーンと曲がりました!たまたま自分は釣り人の列の一番端っこにいましたので、その列を離脱し、ゴリゴリ巻くと前日ほどのサイズではありませんが、アキアジが浜に上がりました。今回は、友人がそのアキアジを蹴り上げてくれましたので、無事確保することができました。この時期としては少し小さめなメスでした。子供との約束(イクラを“釣ってくる”)を何とか守ることができ、ホッとした瞬間でした。ちなみに釣れたルアーはぐるぐるサーモン、ペプシカラーで、ピンクのタコベイトでした。

釣ったアキアジは木槌でぽこんとはいかずに、まず、ナイフでしめてから砂浜に埋めました。(埋めることでアキアジが乾いてしまうのを防ぐそうです。)1本とってしまうと、急に気が抜けるのか、その後一回だけ当たったものの、ウキのサルカンのところでラインブレイクしてしまい終了してしまいました。その日は午前2時30分~午前9時まででしたが、全体は釣り人70人に対して、50本強上がったと思われました。トップは一人で7本以上あげた方がいらっしゃいました。

2012/09/10

アキアジ開幕(2012初釣行記)②

カラフトマスは今回は見事に空振ってしまいました。フンベに入った次の日もペレケに行ってみたのですが、自分にはアタリすらなく終わってしまいました。全体で数本程度(釣り人は10人くらい)あがっていましたが、殆ど橋の近くです。ルアーで主にとれていましたので、自分もルアーを使ってみましたが、結局ボウズ・・・

そして9月6日、いよいよアキアジを狙いに行ってみることになりました。場所は色々悩んだのですが、友人もいたので結局、止別・・・戦場のような止別はできれば避けたかったのですが、道東方面で当時釣果があったのは止別くらいでしたので、行くことになりました。
止別自体ではあまりの混雑に殆ど釣りをしたことがなかった為、前日(5日)夕方に下見がてらで行ってみると、朝方は20本ほどとれたものの、昼間はパラパラ程度のことで、結構空いていました。そのような状況の中で、ベテランの常連さんに教えていただいたポイントに夕まづめに入ってみました。暫く何もアタリがなく、“やっぱりまだ早いのかなぁ~”などと思っていると、お隣さんの竿が一気に曲がりました。足元から数mのところで食ったみたいです。無事ランディングし終えると、それまで休憩していた釣り人が一気に集まりました。それでも1mくらいの間隔があった中で、やっていると自分のウキが自分の足元に近づいた時、竿が一気に曲がりました。“!!!!”となり、止別流でドラグをキチキチに締めて一気に巻きました。(止別ではドラグを効かせると、他の仕掛けを拾ってしまい、大変な事になってしまうので、ドラグを締めるだけ締めて一気に巻き上げてしまいます。)すると、大きめのサイズのアキアジが砂浜にあがってきました。“やったー”ということで、安心すると、うまい具合にフックアウト。ナイフを持ってしめに行こうと歩き出したその時、大きめの波が上がってきて、ちょうどアキアジのいるあたりまで、波が来てしまいました。すると、アキアジは一気に走り始め、海へと戻ってしまいました・・・九死に一生を得たアキアジ、まさかの展開に呆然とする自分・・・“もう少し、上までずり上げればよかったのにねぇ~”というおとなりさんの声・・・がっくりきました。

気を取り直して、同じところを再度チャレンジしてみることにしました。6時頃にはみなさん帰り始め、ルアーを投げているのはほんの数人・・・そろそろ帰るかななどと思ったその時、再度足元で強いアタリ!今度は逃がさないぞとばかりに一生懸命巻いたのですが、これからランディングというところで又もや無念のフックアウトとなってしまいました。止別は夕暮れ時になると、急に蚊が増えて大変になります。虫除けは是非とも持っていた方がいいように感じました。
そんなこんなで、止別(初日)はあえなく撃沈となってしまいました。

2012/09/08

2012年 アキアジ開幕(初釣行記)①

待ちに待ったアキアジシーズンが開幕しました!!!!!

フィッシュランドさんのBLOGには、8月中旬からアキアジ開幕!などとあり、うずうずしていたのですが、数日前に休みを利用して行ってきました。

行ったのは、例年通り、道東方面です。狙いはアキアジとカラフトマス。ホーマックで色々と揃えてさー行くぞってことで、釣具屋さんに情報を聞きに行くと・・・“今年はまだまだですぅ”“カラフトマスも全然ダメだからねぇ~記録的にダメだねぇ~”と言うお言葉・・・あれれ、困ったな・・・
と言う訳で、最初はカラフトマス狙いで知床方面に行くことにしました。

入るポイントは唯一釣れていると言われるフンベ川。斜里町の釣具屋さんに聞くと、“ルアーよりウキふかせに来てるよ”と言われ、その仕掛け一式を購入。餌はエビと赤く染めたイカです。

翌日、午前4時30分の日の出に合わせる為、3時15分頃、フンベ川に入りました。するとそこには先行の方が一名。お話を聞いてみると、3時前くらいにはいらしたそうですが、もう“一人”先行者がいたそうです・・・それは、ヒグマ・・・。1.5mくらいとのことですから、ヒグマでも子供の部類です。あまり攻撃的な動物ではありませんが、力は強く、幼獣ですと好奇心が強いので、注意が必要ですね。特に今年は餌となるカラフトマスが不足していますので、釣り上げた魚や、自分の食べ物の保管には注意をした方が良さそうです。

脱線しましたが、4時頃から釣行開始。暫くはあたりすらなかったものの、日の出直前に、となりのおじさんにヒット!そして残念ながらフックアウト。その後暫くして、自分と同行した友人にもヒット!うまいこと竿を操作し、見事にゲット!50cm弱のメスでした。5時くらいになると、続々と地元勢を中心に人が集まり始め、そこそこ釣れていたようです。一方、自分にはアタリも全くありませんでした。
ウキふかせ釣りは、棚取りが命だそうです。今回はウキ止めを上手に使うことができずにいまして、そこが敗因のようでした。どうやら、自分にはあまり向いていない釣り方かもしれません。このウキふかせ釣り、シーズン後半になればなるほど、効果を発揮するようです。やはり、自分もどこかでは覚えた方がよいかもしれないですね。その日、他の河川や港でもそこそこ釣れたようです。2012年北海道遠征第一弾の初戦は撃沈に終わりました。

2012/08/15

アキアジ 仕掛けの考察(その2 ルアー)

そろそろ待ちに待ったアキアジシーズン。釧路方面ではすでに釣れ始めているようです。
今年は娘たちもよく食べるようになりましたので、なんとか昨年よりも多く、確保したいものです。

さて、今回はいよいよウキルアー釣りのルアーについて考えてみたいと思います。

これまで何度か記載してきたように、アキアジのウキルアー釣りは北海道の地域によって、若干スタイルが異なるようです。ルアーはスプーンを基本として、道南ではスーパーブラー、道東ではぐるぐるサーモンがよく使われていたようです。前にも書きましたが、道南でぐるぐるサーモンを使おうとしたところ、“そんなんじゃ全く釣れないよ!”と若い船頭に鼻で笑われ、道央でも“ぐるぐるサーモンは結局釣れないルアーなんだよね”と言われました。でも、なんだかんだでぐるぐるサーモンで釣れたんですよね・・・
ここまで書いてきて思うのは、“アキアジ釣りにおいて、実はルアーはあまり重要ではないのではないか?”ということです。仕掛けを遠くに飛ばす錘としては大いに役立っているとは思いますが、動きの激しいぐるぐるサーモンでも、あまり余計な動きをしない他のルアーでも食うときは食います。また色に関しても、同様ではないかと感じるようになりました。その理由としては第一に、アキアジは色を見分けることができず、濃淡でしかみていないということ。第二に、(これは経験則ですが・・・)以前、お隣の方とダブルヒットしたときに、お隣の方は赤金のスプーン、自分はブルピンのぐるぐると全く異なるルアーでヒットしたということがあり、似たようなことが何度かあったことから来ています。
もちろん、本当のところはアキアジに聞いてみないとわからないのですけどね・・・今年も色々試してみたいと思います。

画像は、“ぐるぐるサーモンもどき”の“スパイラルサーモン”です。北海道には多い、ホーマックで買いました。値段がぐるぐるサーモンの半分くらいしかしないんですよね。実はこれでも充分釣れてしまいます。

2012/08/14

再び姫川に

前回撃沈した姫川に再度同僚とチャレンジしてみました。
竿は2本。1本はユムシのぶっ込み釣り、もう1本はルアーでシーバス狙いとしてみました。
まずは、直江津のいとう釣具で情報収集。あまりいい情報を得ることはできませんでしたが、仕掛けを揃えて、姫川河口へ。現地に到着してみると、既に先客が電気ウキ釣りをやっていました。

自分たちは、まずぶっ込み釣りで置き竿にしてから、ルアーを投げ始めました。ルアーには全く反応はなかったのですが、置き竿を見ていると、グイッと引っ張られ、いきなり倒れました。慌てて飛んでいって、巻いてみると、ズンズンと引っ張ります。“サカナ!!!!”と思って、巻いていくと、ドラグが出ていきます。途中、ベタッと動かなくなることも・・・また必死に引っ張ってもなかなか動いてくれません。“なんだろう??根がかりかもしれないけど、巻けることは巻ける・・・何とかとりたい。”と思い、必死に巻いて巻いて巻いて・・・ドラグが出て、なかなか巻けず・・・というのを繰り返して、30分。左腕はパンパンになって痛くなり、休み休み巻いてきて、漸く漸くその姿が・・・大型のヒラメかタイを自分は期待したのですが、現れたのは・・・アカエイ!!!・・・・・・・恐らく数kgはあったかと思います。でかかったです。でも、尾ビレの毒針が恐ろしく、刺されるわけにはいきませんので、ハリスを切ってリリースしました。今迄で一番時間がかかったファイトは虚しい結果で終わりました。

さて、その後ですが、置き竿にもルアーにも全くサカナは反応せず、今回も終了でした。
これまでで一番のファイトが結局、アカエイというオチまでついて、姫川リベンジは返り討ちにあってしまいました。残念!

2012/08/13

海アメのはずが・・・

少し前のネタですが、7月下旬、釧路近辺の河口で好調との情報を下に、海アメマスを狙いに行ってきました。タックルは海サクラと全く同じです。海サクラで湧いていた頃と比べると釣り人の数は落ち着いているとの情報でしたので、ちょっとゆっくり行ってみたら、結構いました!大体30人くらいの釣り人が浜に向かって竿を振っていました。
自分もあいだに入れていただいて、ルアー(ジグ)を投げたのですが・・・きません・・・周囲を見回してみても、アタリは殆どないようです。どうやら濁りが入ってしまい、活性が低いようです。2時間ばかり投げ続けて疲れ始めた頃、巻いていると、ズーンと重くなりました。“来た~・・・あれっ引かない・・・海藻???”と思いながら、でも慎重に巻いてくると、波打ち際で急にバタバタと暴れだし、漸くサカナと判明。結果は結構大きなカレイでした。














そこそこのサイズでしたので、周りの釣り人からも祝福されましたが、結局アメマスはゲットできずに終了となりました。

2012/06/23

釧路での海サクラ②

自らの大きなミス(ルアー不足、リーダーの不備)で、海サクラゲットの絶好の機会を逃してしまった私は小さな後悔とともに、茶路川をあとにしました。次の日もいけないことはないのですが、残念なことに台風が接近していて、海況及び天気が悪そうだったのです。

しかし・・・せっかくのチャンス・・・ダメかもしれないけれど、もう一度トライしてみようということで、一念発起。再度挑戦してみることにしました。午前1時には起床し、出発。同じポイントに到着してみると、車は2台と前日とうってかわって少なく、それぞれ札幌ナンバーと帯広ナンバーとやはり、地元の方はいませんでした。それもそのはず、小雨が降り始めていましたし、海を見ると既に台風のうねりが入っていて、波が2m以上です。
気分はブルーになりながら、3時頃出撃しました。その後、なんだかんだで、人も集まり始め、総勢20人くらいはやっていたでしょうか・・・前日最も釣れていたポイントに真っ先に入り、やっていると両隣にも人が入り、暗い間はオマツリしながらの釣行となりました。(画像は、6時頃です。釣り人は随分減っています。)



そして、前日釣れまくっていた時間(4時前)・・・まだ一本もとれません。そこにお隣さんの奥様とみられる方が登場。ひょいひょいと投げているとあっという間にアタリ!見事にサクラマスをゲットしていました。それを見て、周囲も気合が入ったのですがそこからは音沙汰なくなってしまいました。暫くしてまた奥様が戻ってきて、投げ始めるとまたもう一本!脱帽です。

近くではあがっているので、自分も頑張れば来るかもと思ったその時、ガガッと明らかなアタリ!おーっと思ったのですが、結局のりませんでした。でも、まだサカナはいるみたいです。チャンスと思い、一生懸命、遠投していると、ぐぐーんと重くなり、ヒット!こ気味良い引きに“今回はバレないでおくれ~”と願いながら、引いてきて、やっととれました。念願のサクラマス・・・














サイズは50cm弱と小ぶりだったのですが、自分にとっては初のサクラマスです。とってもうれしく感じました。釣れてくれたサクラマスに感謝。その後、6時前まで頑張ってみたのですが、全体でも釣れず、釧路をあとにしました。粘ってみて本当によかったと思う今回の釣行でした。

2012/06/21

釧路での海サクラ①

サクラマス、本州では幻の釣り物とも言われ、九頭竜川などでは、冬場に人気のターゲットです。そのサクラマス、北海道ではサーフで普通に釣れるとの話を以前、函館の釣具屋さんで聞き、是非トライしてみたいと思っていました。

そして、今回チャンス到来!たまたま北海道に行く時期に、釧路のフィッシュランドさんのブログを見ていたら、“爆釣”と書いてあります!“!!!!”ってことで、そのフィッシュランドさんへ出向き、状況を確認したところ、茶路川近辺で釣れているとのこと。時間は朝マズメが理想とのことでした。

タックルは、竿やリールはアキアジとほぼ一緒でOK。唯一違うのが、ルアーです。通常のジグ(28~40g)もしくは重めのミノーを使うのだそうです。その際のフックはシングルフック、トリプルフックと両方あるのですが、フィッシュランドさんでは、シングルをすすめられました。色はピンク系、ブルー系にアタリがあるとのことでしたので、ブルー系を2個購入、ウェダーも買って、午前2時くらいに出撃。
釣り場に2時30分くらいに到着すると、そこには何台も先行の車が・・・ただ浜辺には誰も降りていなかったので、しばらくほかのみなさんを観察。3時くらいになって、続々と浜へ向かい始めましたので、自分もウェーダーをはいてあとを追いかけました。恐らく最初にみなさんが入られたポイントが最も実績のあるポイントと想像して近くに陣取り、実釣開始・・・と思ったら何と、一投目からルアーをロスト!!!リーダーの接合がうまくできていなかった為、リーダーごと吹っ飛んでしまいました・・・自分のがさつさに腹が立ちましたが、仕方無し。しかし、結局これがあとに響きます・・・

気を取り直して、PEラインにジグヘッドを直結し、再スタート。しばらくすると、10mくらい向こうの人にアタリ!しっかりゲットしていました。海サクラでした。これはひょっとしてと思いながらの2投目、遠投(50mくらい)して糸ふけをとって引き出した直後、グングンというアタリ!“オーッキタァァ”と思って、やりとりを開始。軽快なファイトに“初サクラがこんなに簡単に釣れていいのか!?”などと思ってリールをガンガン巻いていたら、急にフッと軽くなり、無念のフックアウト・・・
気を取り直して、再度トライ。しばらくは周囲も釣れていませんでしたが、完全に明るくなった午前3時30分頃、周囲がバタバタとヒット・・・そして、自分にも再度チャンス!グングンというアタリでやりとり開始!“今度こそ!!”と思いながら巻いているととなりの方とオマツリ!そしてまたもや無念のフックアウト・・・海サクラは人気ターゲットの為、アキアジくらい釣り人が多いのです。大体、3m間隔くらいで人が入っていました。ウキルアーと違って、自分のルアーがどこにあるかがわかりづらいこともあって、オマツリの頻度はどうしても高くなってしまいます。
無念の2バラシからまた気を取り直して釣り開始。ほどなくして、またもやオマツリ。解き終わってルアーを回収しようと思ったところ、今度は根がかり。ウキルアーと違って、“ウキ”がありませんので、オマツリすると、自分のルアーは着底してしまい、根がかる確率が上がってしまうのです。
結局そのまま、ルアーは回収できず、撤収せざるを得なくなりました。午前4時前、まだまだ釣れる時間帯だっただけに無念の一言です。

今回の教訓は以下の通りです。
① サクラマスは意外とバレ易いので、取り込みは最後まで注意が必要。
② リーダーシステムは上手にくまないと悲惨なことになる。
③ アキアジと比べてオマツリし易く、そのあとのリスクも高い。
④ やはり、ルアーは一定数持っていたほうがよい。

上記教訓を得ただけで、初日の釣行は終了してしまいました。
画像は今回利用したジグです。

2012/06/11

福井 完全ふかせ釣り その2

前置きばかり長くなってしまいましたが、梅雨に入ったばかりの雨の中、鷹巣に向けて出港となりました。3ヶ月前に予約していたので、自分の友人の馴染みの船(若手の船頭さん)に3名で乗船。真っ先にポイントに着いて、すぐ一流し。全くアタリがありませんでしたので、ちょっと移動し、また一流し。70mくらいのところで、まず、友人の同僚にアタリ!そしてすっぽ抜け・・・続いて自分の友人にアタリ、そしてまたもやすっぽ抜け・・・そして自分にも来ました!ふかせ釣りですので、アタリは竿先ではなく、リールの回転が上がることでわかります。みんなすっぽ抜けていたので、しばらく走ってもらって、合わせてみると、なんとか針掛り。電動で巻き上げると不安でしたので、手巻きで上げました。
この釣りは、天秤とかクッションとかを使いませんので、マダイの引きと重みをダイレクトに味わえることが醍醐味です。電動であげる方が多いのですが、自分は引きを味わいたいので、電動を使いながら、鯛がかかったら手で巻き上げています。マダイが首を振るのもよくわかり、純粋に楽しいのです。
このあとはポツポツと釣れ続け、沖上がりまでに各9枚、8枚、7枚総計24枚と良い釣りができました。近くに数隻いたのですが、他の船はそれほど釣れていないとの情報でしたので、やはり船頭さんの力量が大きかったです。
ちょっと贅沢な釣りなので、年一回しかくることができませんが、楽しく釣ることができました。

福井 完全ふかせ釣り その1

年に一回の福井遠征を行いました。

福井といえば、玄達瀬のヒラマサ中心の大物釣りが最も有名ですが、鷹巣沖の完全フカセ釣りも有名です。仕掛けはいたってシンプル、ハリス5号か6号、6m、針はマダイ針、グレ針などの11号、12号の2本針もしくは3本針です。それを、フロロの道糸にそのままつけておしまい。あとは、針とオキアミの重さとサルカンの重さだけで、漂わせるというものです。その時に、オキアミの撒餌も適度に撒いていきます。
仕掛けはシンプルなのですが、意外と奥が深い釣りです。まず、潮の流れに合わせて、フロートをつけます。フロートの有無によって、釣果も変わってきますので、その日の潮の流れを読むことが非常に重要になります。鷹巣は、2枚潮、3枚潮にもなりますので、私のような初心者はとてもじゃないですが、自力で潮をよむことはできません。従って、船頭さんの腕がさらに重要です。
いい船頭さんなら、1日20枚、30枚も夢ではないのですが、やる気のない船頭さんですと、ひたすら同じところでコマセを撒いて、坊主で終了ということもありえてしまうのです。

また船の予約のシステムも関東とは違います。船宿直接の申し込みではなく、仲介するショップがあって、そこが船を斡旋します。できればそこで、腕の立つ船に当てて頂くよう、交渉するのがいいかと思います。ふかせ釣りは、海況によっては150m以上ラインを流す事もありますので、あまり大人数ではできません。従って、2名~3名の貸切が多く、費用も一人2万くらいはかかってしまいます。玄達瀬になれば、その倍以上ですから高価な釣りです。よって、自分に合う船頭さんでないとストレスがたまってしまうのです。

2012/05/30

上越の夜釣り (またボウズ)

上越のサーフや堤防からマダイが釣れる(しかも大型)という情報を入手して、休みを利用して早速行ってみました。結果は毎度のことながらボウズ・・・

夕方から上越に向い、まず、8号線近くのH釣具店(比較的大手)で情報を収集。あまり集まらず、且つ道具を揃えようと思ったところ、かなり予算オーバーのものを薦められてしまい、そのまま近くの別の店へ。K釣具店では、割とぶっきらぼうながら、予算内におさまる(同じリール、ロッドでもH釣具店より1割以上、安め)ものを薦めてくれたので、そこで一式購入。それでもなんだかんだで、2万円以上の出費となってしまいました。その後、糸魚川の方に少し移動し、ネットで調べた実績のある姫川港に行ってみたところ、工事の人に立ち入り禁止と言われ、断念。そこからがケチのつき始めでした。

夜は長いと腹ごしらえし、また上越に戻って、I釣具店で情報収集。サーフがいいんじゃないかとのおススメの下に、水族館近くの海岸でゆむしのぶっこみ釣りをトライ。ただ待つ釣りは意外と寒く、寝ることもできず、苦行のようでした。で、結果はノーバイト。

朝も近くなり、且つ、寒さにも耐えかねたので、そこからH2釣具店(よりローカル)で情報収集したところ、ルアーでイナダの釣果ありとのこと。黒井突堤で頑張ってみましたが、結局ノーバイト。ルアー(ジグ)を1個ロストしてしまいました。黒井突堤では、コノシロ、シロギスが釣れていましたので、そっちにもトライしてみましたが、結局全くゲットできずに終了しました。

今回の成果としては、上越周辺の釣具店事情がなんとなくわかった事。
やはり、陸っぱりは、熟練していない限り、ボウズの確率が高い事。

以上、2点でした。

2012/04/22

上越のマダイ

ずっと釣れなかったシーバス・・・その後何度か一人で相模川河口に向かったものの、あたりすらなく、ブログに書くまでもなく、ここまで来てしまいました。
そして娘の“真鯛食べたい”という言葉に後押しされ、ついにシーバスを諦め、真鯛に戻ることとなりました。今年は東京湾(久里浜、松輪)がずっと好調なようでしたが、同僚と一緒に釣行する為、釣り座が比較的ゆったりとれる上越方面に行きました。

午前4時半出船の為、3時過ぎに港に着いて釣り座を確保。4時頃に船長が現れて、お願いしてあった同僚の分の貸し竿を聞くと“そんなん聞いとらん!(怒)”と一言。なんで怒られなきゃならないのか、不思議に思いながらも頼みこんで竿とリールを確保し、なんとか出船できました。釣り船も客商売のはずなのですけどね・・・サービスのよくない船が多い事も事実です。

さて、今回のポイントは名立沖、水深は70m超。日の出前から釣り始めるもののアタリはなく、気がつけば、イルカがジャンプ!これではなかなか釣れません。船中、2時間ほどアタリすらなく静かなスタート。そして、潮変わりとなる8時前後に自分の竿がコンコンと動き、上げてみると600gくらいの待望の真鯛でした。一枚釣れるとパクパクタイム到来か!?仕掛けを投入すると即アタリ!1kg前後の2枚目が来ました。そして、また次の投入で1.5kgの真鯛をゲットできました。1枚目~3枚目まで恐らく10分前後ではなかったでしょうか?その間、他の人たちにも来ていましたので、まさにパクパクタイムだったかと思います。その後、1時間ほどは船中ではポツポツと上がっていましたが、その後はシーンとしてしまい、イルカウォッチングとなってしまいました。
そして終了45分前、これまでアタリのなかった同僚に待望のアタリ。初真鯛ゲットとなりました。その後、自分の竿も突っ込んで、600g程度の真鯛を追釣。同僚ももう一枚1kg超の真鯛をゲットできました。
今回の教訓は、“釣れないときは、指示ダナから上下させてやってみる”ってところかなと思います。最初の3枚はいずれも指示ダナより1.5m下のところで食ってきました。色々やってみるといいこともあるってところでしょうか・・・船中、12人で30枚~35枚 ボウズは恐らく3名だったのではないかと思います。今回は非常に珍しいことに、真鯛以外の魚は船中全く釣れませんでした。水深が深いので、乗っ込みはまだ先なのでしょうか・・・

2012/04/04

観音崎 シーバス(ボウズ)

前回で随分懲りていましたが、再度師匠をお誘いしてシーバスフィッシング!!
状況確認していただいたところ、三浦半島の東側がベストではないかという結論になり、観音崎へ出発!当方、女房、子供は帰省中の為、思い切り出来ると喜び勇んで、行きました・・・

結果から先に・・・やっぱりボウズ・・・あたりはナシ・・・ルアーは3個ロスト・・・・・・
撃沈でした。実釣時間、約9時間・・・
学んだもの: アイマのルアーがkomomoが一番いいらしい(他のルアーは意外と難しい)とのこと。
3月は非常に厳しい月であるということ(房総エリアや西湘エリアのお仲間も全滅とのこと)

以上でした。

2012/02/29

ボウズ街道続く(相模川河口のシーバス)

前回の熊本での失敗で、やはり上級者と同行することがボウズ脱出の近道!と個人的に悟ったつもりでした。
と言う訳で、毎週末シーバスフィッシングに行かれている師匠とでも言うべき方に無理矢理お願いして、釣行に同行していただきました。
向かった先は、“相模川河口”関東近辺では比較的有名な釣り場です。星は珍しくキレイに出ていて、オリオン座、金星、木星、火星とはっきりと見えました。
そしてフローティングミノー系のルアーを中心に投げ続ける事3時間・・・結局またもボウズに終わってしまいました。あたりもあることなく…
この時期、相模川のシーバスにはまだ少し厳しい季節とのことでしたが、上級者に同行していただいても続くボウズ街道、ボウズが止まるのが先か、自分が他の獲物に行くのが先か、何とも言えない状況になってきました。残念・・・

2012/02/13

熊本でのシーバス(またもボウズ)

熊本、天草でシーバスに挑戦しました。

結果はまたもボウズ・・・現在、緑川では活況との情報がシーバスの師匠より入っていましたので、気合を入れていったのですが、またも残念な結果に終わってしまいました。これで釣行回数からすると、4回連続、釣行日数からすると8日連続のボウズとなります。特に今回は、よく釣れているとの情報を元に色々試した結果、ノーバイトでしたので、ショックは大きいです。(実際、釣行当日も釣れていたようです。一人20本(小型)という情報もあったほど)
地元の山本釣具センター大矢野店のみなさんにはとてもよくして頂いて、あっちがいい、こっちが釣れていると教えて頂いたのですが、釣り人が多く、なかなか良いポイントには入れてもらえず、更に技量不足もあって申し訳なく思っています。

それでも魚影は濃いようです。産卵後のバチ抜けパターンに入っているとの情報でした。

やっぱりしばらく一人シーバスはあきらめるかな・・・初心者には厳しいのかもしれません。

2012/02/05

アキアジ釣り 仕掛けの考察(つけエサ)

アキアジ釣りはとっくにシーズンを終えてしまいました。あと半年くらい待たないとアキアジは回遊してきませんが、昨年までに色々下手なりにやってみた仕掛けの事を考えてみたいと思います。

まず、ウキルアーでやる場合、フロート、ルアー、フック付きタコベイトが必要とされていますが、他のルアー釣りと比べて面白いのが、更に“エサ”をフックにつけることです。
一般的に、鮭は遡上前には食事をしないと言われています。(食べるという説もあります。)そこで、エサは必要ないのではないかと思われがちなのですが、確かにエサをつけると釣れる確率が上がるようです。地元の方曰く、その傾向は、後半戦になればなるほど高くなるとのことです。

では、どんなエサが効果的なのでしょうか?これも色々な説があります。

まず、代表的なのはサンマ、カツオ、紅イカです。これらは、シーズンならばどこの釣具屋さんにも売っています。自分自身はカツオのカットされているものをよく使います。ニンニク付き、もしくはエビ粉がまぶしているものもよく使いますが、どれがよく釣れるということは無いように感じています。ただ、サンマは割と早く身が崩れてしまいますので、がさつな自分としてはあまりなじまないかな?と思っています。
一方で、紅イカをよく使う方もいらっしゃるのですが、知床の知人曰く“紅イカを元々使っていたけどオス中心になるので使うのをやめた”という情報があったので、紅イカは使わないようにしました。エサ持ちはすごくいいというメリットがありますので、悩みどころではありますが…
また最近はエビ自体をエサに使っているケースもあるようです。結構良いと言う話も聞きましたので、今年は試してみたいと思っています。

2012/01/29

大分県佐伯市でのヒラスズキ(坊主…)

出張先の大分県佐伯市で、ヒラスズキを狙ってみました。
たまたま地元の漁師さんに“ここにはヒラスズキがいるよ”と言われ、これは狙うしかないということで、夜の満潮からの下げ潮と、朝マヅメに頑張ってみたのですが、結果はやっぱり坊主でした。

シーバスフィッシングは自分が釣りにはまるきっかけの一つとなったジャンルです。13年ほど前、友人が福井、九頭竜川でシーバスをやっていてそれに同行し、ビギナーズラックで70cmを釣り上げ、それではまってしまいました。それ以降、何度も釣行を重ねていますが、残念ながらそれ以上のサイズは釣れていません。それどころか数はまだ一桁でここ何年か釣れていません。(釣行回数は3桁に届いていると思うのですが・・・)

さて、今回の教訓は、釣具店の情報です。佐伯の釣具店で情報を聞いて釣りにいったのですが、A店で聞いた情報とB店で聞いた情報では全く精度から何から違いました。片方の釣具店の情報はアバウトであまり正しい情報とは言えませんでした。しかしもう一方の情報は比較的正確かつ詳細でしたので、非常に助かりました。やはり、自分のフィールド以外では複数の釣具店で情報収集した方がよさそうです。

次回は、シーバス釣りたいな・・・

2012/01/16

熱海港でのファミリーフィッシング

新年最初の釣りは熱海でのファミリーフィッシングでした。熱海港の海釣り施設での釣りです。http://www5d.biglobe.ne.jp/~atami/
ここには、竿、仕掛け、餌等が全部セットになったレンタルがあります。全部で1900円するのですが、道具はこれといって必要ありませんので、とてもお手軽です。
加えて、釣り場では指導員の方が手とり足とりで指導してくれますので、初心者でも楽です。
この日はイワシが入れ食い状態。その他には、小メジナが釣れましたが、幼稚園児にはこれで充分楽しめました。釣り終了後は指導員の方が全部片付けてくれます。何とも気楽な釣りです。こういう海釣り施設はあまりありませんでしたが、初心者には嬉しい施設です。新しいスタイルかなぁと思います。

2012/01/08

アキアジ釣り リールの考察

アキアジ釣りのタックル。続いて、リールを考えてみたいと思います。

一般的に、浮きルアーもしくは浮きフカセの釣り方では、リールはドラグ機能がついたスピニングリールが一般的です。釣具屋さんで薦められたのは、シマノだと4000番以上、ダイワですと、3000番以上だそうです。
私の場合、東京に戻ると、シーバスなどにも挑戦するのですが、シーバスの事を教えてもらっている方からは、“シマノなら最低でもバイオマスタークラス、できればツインパワー以上”と言われました。

が・・・・・・予算が無い・・・確かにあまり安いモデルですと、リールが壊れちゃうケースが過去もありました。でも・・・予算が無い・・・ので、購入したのが、シマノ ナスキーの5000番でした。これだと、過去あったような、リールでのバックラッシュが少なくなりました。アキアジを釣りあげるときも全く不満は感じません。
画像は2個目のリール、ダイワ レガリスです。これも能力的には充分なリールです。















一方、地元のおじいちゃん、おばあちゃんたちはどうかと言うと、これがまたすごいリールです。
中にはプラスチックのリールの方までいらっしゃいました。
知床の主のような方のリールも実に普通の汎用品のリールです。これでガンガン釣ってしまうのですから、アキアジの居る場所、習性を本当によく知っているのでしょうね。